お金のことばかり言っているようだが、10000円の部屋だけあって、オーシャンビュー。しかし、10000円も払って朝食が食べ放題でないって、どうなのかねえ。(しつこい。)

photo:01


ロシアのホテルには、日付が変わってからチェックインすると、チェックアウトが昼の12時ではなく夜の12時に延びるというルールがある。午後までこの部屋を占有できるとはすばらしい。

昨日のうちに、トルコ東部のトラブゾンに行くフェリーが今日出ることを確認しておいたので、朝からチケットを買いに行った。夕方出航で、13時間の船旅。椅子席が3800ルーブルでバイクが7930ルーブルだったかな。合計で11730ルーブル(約35000円)だった。ベッドを取るとさらに1000ルーブル高くなる。でも、空いているらしいから、椅子で横になれるだろう。
ちなみにソチからはグルジアのバトゥミ行きのフェリーもあるが、陸の国境と同様、海の国境もロシア人とグルジア人以外には閉ざされていて、切符を買うことはできない。だから、トラブゾンから東に向かうのが、ソチからグルジアへ入る唯一の方法となる。

快晴で日差しが暑いが、海風のためか日陰は涼しい。海辺には散歩を楽しめるようなプロムナードも、リゾート気分を満喫できるカフェもある。港も近い町なかの海岸なのに、水が澄んでいるのがちょっと驚き。

photo:03


町にはおしゃれなリゾート客が多く、ロシアのほかの町にはなかなかない垢抜けた雰囲気が漂っている。そんな町を歩いていて、マクドを発見!

photo:02


ソチを訪れた外国人が思わず撮影してしまう被写体ナンバーワンに違いない。
午後からはここでWi-Fiを使うことに決定。
洗濯をしたり、昨日の転倒でバッグに開いた穴を修繕したりして、13時まで部屋を有効活用。それからマクドに移動してブログを久しぶりに更新。あまりに更新がなかったために心配のメッセージもいくつかいただいていた。ごめんなさい。

16時に税関に集合するよう言われていたが、ずいぶん待たされてやっと17時に税関に入ることができた。バイクの書類は、船会社の人が全部作ってくれた。これも運賃に含まれているみたい。ロシア入国時の税関申告書がないと言ったら、カザフスタンに出国したときの書類で手続きしてくれた。捨てなくてよかった。

photo:07


数台の車と一緒にバイクを積みこみ、19時前に出航。車でトルコからモンゴルまで走ったというトルコ人と船内で仲よくなった。

photo:04


意外なことに船内にはレストランもバーもある。ちょっと高いけど、小銭がないと言ったらサラダの代金をサービスしてくれた。

photo:06


この船はトルコ船籍だから、人間を船荷のように積みこむロシアの貨客船とは違うんだなあ、と納得。切符の購入手続きも、ロシアの貨客船のようにいくつも窓口を回る必要もなく、港の窓口で人とバイクの切符を一度に買えたしね。

photo:05


草原ではなく海に沈む夕日を、最後に見たのはいつだったかな。

本日の走行距離 5キロ