
中学生のとき、電車に乗って塾に通っておりました。
ある日、機嫌のよいオッサンが乗っていて、俺の息子もあんたぐらいの年なんだよとか言ってからまれたりした。
そのオッサンはドジョウをビンに入れて持っていたけど、ありゃあ何だったんだ?
なんて、若き日に俺を乗っけて走っていた京成電車のエピソードでした。
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図書館でいつもいい感じの本を先に見つける女性
婚約破棄の仕返しをしてきた帰りの会社員
孫を連れたおばあちゃん
車内で彼氏とケンカをした彼女
バカな社会人と付き合っている女子高生
パンク風とショートカットの大学生二人
たまたま居合わせた人々の物語を阪急電車がつないでゆく。
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この本は章が阪急の駅名になっている。
で、宝塚~西宮北口を行って帰ってくると目次に書いてある。
これだけだと何の話なのかさっぱりわからなくて、読んでいってはじめて人間ドラマなんだとわかった。
そしてそれぞれの話が阪急電車でゆる~く繋がっている。
阪急は西宮北口で折り返して戻ってくるので、前半でひととおり触れた話のその後が書かれていて、
きっちり伏線を回収してくれるので読みやすい。
たぶん、この物語を一番盛り上げてくれるのは
えっちゃん、ミサ、翔子の3人のあたり。
この本はほっこり胸キュンの物語なんだが、このうちミサと翔子は本当にダメな男に捕まっていて
ダメエピソードが適度なスパイスになっていて飽きない。
いっぽう他の章はダメ度が弱くて、ちょっとダレた。
ところでこの話にはダメ男以外にダメ女?も出てきて、
ダメ男の話は酷いけどどことなく笑える感じに転化できているのに、
ダメ女の話は笑えないし引くような感じがする(単に勧善懲悪ものになっている)のは、自分が男だから?
これを読むと月曜日から電車で異性との楽しい出逢いがあるんじゃないかと思ってしまいそうだが、
オッサンに囲まれてもみくちゃにされる、いつもの日々が待っていることはほぼ間違いない。
まして関東では一昨日から梅雨入りして湿度が更に増しているので、過度の期待は禁物である。




