ダメ出しの専門家です
かつての私は
本屋さんに行くとついつい買ってしまうのが
タイトルに
「あなたでも」
「いますぐに」
「誰でも」
「たった3日で」
「簡単にできる」
などというフレーズにやられていました
いま歳を重ねて思う事は
「こんなフレーズには気をつけよ！」
と思う本やSNSの宣伝が溢れていると感じます
それは大人に向けた物だけではなく
小さな幼児にまでもです
先日、目にした子供に向けた
「飽きやすい子を辛抱強くする」
「子供のやる気を伸ばす」
などのフレーズです
小さな子供のやる気など
瞬間に出て
あっという間に消えてしまうものです
子供はそんなもんです
保育園児に通用した褒め言葉が
小学生にも効果的とは限りません
成果があると実証するには
時間、人数、経過が必要です
また大人に対しては
「お金持ちが絶対にやらない３つの事」とか
「お金持ちがみなやっている３つの事」
どこのどんなお金持ちさんでしょうか
対象者は何名ですかと気にしましょう
また
「仕事ができる人が必ずやっている３つの事」
「仕事が出来る人がやらない３つの事」
「勉強の出来る子を持つ親がやっている３つの事」
「成績の良い子の親がやらない３つの事」など
タイトルは惹きつけられます
しかし、ちょっと考えてみれば
このようなタイトルの本には
「年収が5000万円以上の１００人に聞いた」
お金持ちがやらない３つの事
「会社の売り上げを3年で３倍にした
仕事の出来る人、100人が必ずやっている事」
などと
妥当性と信頼性をはっきりと出せる
エビデンスがあまりかかれていないのです
１．自分の知っている数名の話
２．自分の経験
３．聴いた話
ぐらいに思っていた方が良いと思います
みんなとは→分母の人数が必要です
先日
飽きっぽい子供を辛抱強くさせる声かけというような
話を見ましたが
飽きっぽい子供を
その瞬間だけ惹きつける方法なら理解できますが
そんな簡単に辛抱強さを身に付けられるなんて事は
無いです
最近の若い人は自分の「承認」というものが重要で
コミュニケーションも承認されることが前提らしいです
職場には
褒めて伸ばして欲しい
持ち上げて楽しませながらやって欲しいと
そんな事を求めながら仕事をしていても
成長しないです
仕事で成功する人の条件は
自己完結、自主自立
肯定感の自作が出来る事だと思います
だから成功したんです
世の中にあふれるフェイクには
気を付けたいです