正しい事をやり続ける事は簡単ではない | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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ダメ出しの専門家です

 

正しい事をやる

自分の良心に嘘をつかない

 

少し前に見たNHKのTV番組
会社の不正を内部告発した事が上司や人事部長に漏洩し
そこから激しいパワハラ地獄が始まる

 

営業だった男性はまったくの畑違いの部署へ異動
個別面談という名の上司からの長時間の恫喝

個室に閉じ込め使う事の無い資料整理
社内最低ランクの業績評価

孤立させ、廊下ですれ違う時に暴言

 

半沢直樹に出て来るような意地悪な人が

本当に会社にいることに驚きます
 

この男性は会社を訴え二審で勝訴

 

この男性が自分だったら。。。

 

正しい事をやり続ける事が出来るか

自分は間違っていない!と諦めずにがんばれるか

 

正しい事を行う事は、簡単だと思っていた
けれど

「こんなにも難しいものなのか・・・」と
痛感する事があり
ますますこのTVの内容に心が痛みました

 

人は言うのです
誰に何を言われようが

周りを敵に回そうが

正しい事をやり続ければいいと

しかしそれはそう簡単なことではなく

人の心はそんなに強くはなく
いつ解決するか先が見えない事も多い

人によっては

正しい事をいう事が必ずしも「正しい」と
取るわけでは無い

 

「言わなくていい」

「黙っていろ」

「それでもやっていけるんだから」

「面倒な事をいうな」

「わずらわしい」と言われる

 

正しい事を貫こうと動く場合
相手側に

改善される動きがある場合と

まったく改善の動きがない場合では
ストレスが違います
 

会社側が不正に対して聞く耳を持つ場合

会社側がまったく不正を聞こうとしない場合では
自分が悪者になり無駄骨になるか
会社のためになるか
正反対な結果が出る

 

「正しいと思ったら敵を作ってでもやればいい」

と簡単にいう人がいるのですが

そんな簡単なことじゃない事がわかった

 

いままでは私も簡単に

「正しい事をやれよ!」

「ちゃんと不正を言えよ!」

「嫌われたっていいじゃない」と言っていた

 

言っていたからこそ
違う行動をするわけにはいかない

 

敵を作ってでも

周りから仲間外れにされても
それでも

やって行かなくてはならない

時々思う
もっと鈍感な人間に生まれたかった
そうすれば私は気苦労が減る

 

周りは言うんです
「知りませんでした」
「気付きませんでした」
「普段と変わりませんでした」
「おかしいと思わなかったです」
「見ていませんでした」
「他の事で頭がいっぱいで・・・」

「大丈夫だと思いました」

「誰かがやるのかなぁと思いました」
「〇〇していたので・・・」

「前からそうやっていたので・・・」

「誰からも指摘されなかったので」

こんな言葉

しょっちゅう耳にする

 

でも、思ったんです

もしかするとこの言葉を口にする人も
前は違ったのかもしれない

いつしか、
そうする事を選択しなければならなかった

のかもしれない

 

私は

私はその選択をしたくない

それをやったら、わたしが私ではなくなる

 

正しい事をやり続ける強さ
それがいまわたしに一番必要な事


戦うためのエネルギーとモチベーションを
常に保つための努力をしようと思います