ダメ出しの専門家です
なるほど!!!!の話です
真実と事実の違い
「真実はそこに携わった人の数だけある」
「でも、事実は1つ」
こんな話です
登場人物男子高校生A・B・Cの3人
階段を降りるA君
正面から登ってくるB君
ある日、Bが階段から落ちて足を骨折しました
Bは先生に
「実はAからずっといじめられていた
あの時もAがわざとぶつかってきて階段から落ちた」
先生は
「なんだと!そうなのか!すぐに校長先生にも伝えるよ
まったくAはそんなことをしていたのか」
翌日Aはいじめの加害者として全校に知られることになった
生徒の保護者もA君を問題児として知る事になる
先生はAを呼んで問い詰めた
「先生まってくださいよ!Bとはずっとじゃれあう中で
俺はいじめだなんて思っていませんよ!
それにあの時はいつものように肩と肩で挨拶しようとして
Bがバランスを崩して落ちたんです」
「まさか、本当にそうなのか」
「本当です」
「じゃあBはなんであんなことを言ったんだ」
「わからないけど、突き落としてなんかいませんよ」
学校では
Bが自分でバランスを崩して落ちた事を隠し
Aを犯人にした悪い奴だとうわさが広まった
そんな中でC君が
「先生、あの時僕、Aの後ろから階段を降りようとしていて
現場を見ました
でも、あれは、Bがわざと自分で階段から落ちたんですよ
AはBの肩にはぶつかってなかったです」
「なに!Bがわざと自分で落ちたと!
いったいどうなっているんだ、何が真実なんだ・・・」
真実は登場する3人と同じ3つ
事実はBが足を骨折したということ
いままでずっとどんなことがあろうと
真実は1つだと思っていました
それが明らかにならないとしても真実は1つだと
しかし、この話を知り思いました
真実は人により違う事がある
それは違うと口で言ったとしても
相手は自分が真実を言っていると思っているから
そう簡単には「私ではなく、あなたが真実です」とはならない
真実はその人の中にあると
自分が嫌な事を言われ
「それ、違うのにな・・・」と思ったのに
違うと言わずにいた
真実は1つだから、ここで反論しなくても
いつかこの人は真実に気づく
そう思っていました
しかし、違うんだと気付きました
私が反論をしなければ
この人はずっと自分が真実だと思ったままなんだと気付きました
人の話を聞いて「え!そうなの!」
また誰かの話を聞いて「えー!そうなんだ」と
SNSのアンチの様にすぐに信じて怒りをぶつける
「あのね、あの人って・・・」
真実と信じる自分の考えを他の人に話をし
自分の真実に1票を投じさせる
票が入ると
「ほらね」と自分が真実だと自信がでる
こんなことを聞いたし、
あの人も、この人もそういっていた
過去の事や第三者の事も入れて
自分の真実をより強固なものにする
真実とは、難しい