吐露・・・ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

ダメ出しの専門家です

 

今日も自分へのダメ出し・・・

 

この二日間涙がこぼれっぱなしでした

 

80歳を過ぎた母が手術することになり

高齢である事と、「いつか人は死ぬ」という
当たり前の事に対する心の葛藤に苦しみました

 

昨晩は息子に電話をし

「おばあちゃん〇〇癌だって・・・どうしよう・・・」

 

「大丈夫だよ、数年間経過観察したという事は

そんなに急激に悪性になる癌じゃないんだよ

俺もその手術をするけど、80歳過ぎたら

手術しない方法を取る事もあるけどね」

 

息子に慰められました

この言葉にはホッとして少し心が軽くなりました

 

でも、歩いていても、食事をしていても

車に乗っていてもポロポロと涙がこぼれて来て

どうやってごまかそうかなと考えました

 

私が今までに経験した

涙が止まらないという事例は

・愛猫が死んだ時
飛行機の中で泣き崩れCAに声をかけられる

・愛犬が死んだとき

新幹線の中で泣き崩れて隣の席の人が困っていた

・自分が大きな病気になり、死を覚悟した時

・母が癌になった時。。。

会いに行きたいけど、きっと私が動揺してしまう
それは母が不安になると思い
なかなか足が進まない

 

近所の幼馴染の会社に行き
「実はさあ・・・」

幼馴染は

「すぐ行きな!後で後悔したって遅いよ」

「わかった」

 

すぐに車を飛ばした

 

母は数年前に首に大きなしこりが出来て
その場所と大きさに
普通では無い事が見て取れました

 

経過観察ののち

今回細胞診で癌であると伝えられました

 

父と病気の話をしても

耳が遠く、記憶もあいまいで

初診がどこだったのかなどまったくごちゃごちゃ

 

父は母がずっと近くのクリニックで

経過観察をしていたと思っています

しかし事実は違います

 

母は私の姉と私の息子の触診で

「大きな病院でちゃんと検査が必要だよ」といわれ

すぐに大きな病院に行っています

 

はっきりと癌だと診断されると

まるですぐに母がどこかに行ってしまいそうで

辛くて、しんどくて、悲しくて、切なくて、悔しくて

 

涙がこぼれてばかりでした

 

なんなんだ!
この偉大なる母の存在!!!

なのです

 

今日は両親と自宅の裏の家庭菜園を見て回り

取れたてのナスを使ってなす味噌を作りました

父の大好物

我が家は従妹も、甥もみんなナス味噌が大好きです

夕食の準備をする事が無かったら
きっと泣いてしまったかもしれない


私が台所に立ち、リビングにいる両親と話をし

顔を見ると涙がこぼれるので

料理中だとごまかして

顔を上げる事ができませんでした

外を歩き
料理をし、私の気持ちも落ち着きました

来てよかった

私の作ったご飯を食べてもらえてよかった

 

入院のための保証人にサインをし
保険の確認をしました

 

来週の入院前の検査は

病院から渡された予約の紙の見づらさにΣ(・□・;)

 

父は

「11時から検査だから10時30に病院に来るように言われた」

 

しかし、良く見ると

11時は入院前の説明の予約

 

9時からCTで、10時30から診察

11時から入院前の説明なのです

8時30には受付を済まさなければなりません

 

私でもわかりづらい

これが80過ぎた高齢者がわかるわけがない

 

予約表に

「9時から検査なので、8時30には受付を済ませてください」と
口頭と文字で書いて欲しい

 

母は入院中の畑が心配でわたしに

母 「畑、時々見て欲しい」

私 「わかったよ!」

父 「みんなもっていけ」

↑↑↑

母はイラっとしていた

 

入院中はずっとそばにいたいから
「個室にして、私がお金をだすから」

「大部屋で良いよ」

「でも、ゆっくりできないし、私声大きいし、それに泣くし」

きっと、手術から返ってきた母を見て
号泣すると思うから
やっぱり個室でお願いします

 

義姉には私のETCカードを使用して欲しいと父に渡し
お金の負担は兄妹でやりたい

 

でも

母の保険の証書と契約内容を確認し

定期や通帳を確認したら

十分支払いは出来るので安心しました

 

父は

「80歳を超えているので100万かかっても1割負担だ」

 

こんな時に思います

「日本のシステムはすごい!」

 

今日、母から聞いた嘘

本当は手術はもっと早かったらしい

でもその日は嫌だったので

 

「6月に孫の結婚式で

いま手術をすると結婚式に出られない」

嘘をついて別の日にしたらしい

 

孫である私の息子の結婚式は10月です

 

母は7人兄弟の下から2番目
母の末っ子の弟は戦後すぐに幼くして亡くなっています


母のお兄さん4人は他界

今は母と、2歳違いの姉の二人姉妹が健在です

 

これが現実であり

生きるという事であり

命なのですね。。。

 

人はいつかは死ぬ
誰でも、誰でも同じ
人はいつか必ず死を迎える

でも、私にはよく理解できません