ダメ出しの専門家です
祖父は議員をし、常に人が自宅に出入りしていました
幼い時に里子に出され、その家族からいじめられ
大人になっても昔の話をして悔しさを表していました
叔母は、亡くなるまで民生委員をし
忙しく町内を動いていました
会社員の夫と結婚してずっと専業主婦だった人
なぜ足腰も弱ってまで長年民生委員をしていたのか
それは、叔母が隣の家の「義姉」よりも
責任ある立場につける、生きがいの場所だったのかもしれません
「自分を高く評価してくれる場所」
人は誰でも自分を高く評価してくれる場所を
探しているような気がします
会社の中で高く評価されない人
家庭の中で高く評価してもらえない人
だから、外に居場所を探しに行き
忙しくなる事を期待するのかもしれません
「誰かのために」と行う事が
実は自分へのストローク集めになっている事があります
自分へのストローク集めに時間を使うより
ゆったりとしたバランスの良い生活を送る事が
中高年のモデルではないかと思いますが
実はそれを実行する事はそう簡単な事では無いようです
人は感情の生き物だからです
年齢が高くなった時に、自由に生きていくとは
それまでの様々な積み重ねがあり
葛藤や不安がないから出来る事だと思います
私はある意味「強さ」の様に思います
仕事、仕事で
一年間でたった1日、元旦しか
子供とご飯を食べる事が無かったという義父は
それは戦後の厳しい時代に会社を経営し
社員を抱えて日本の復興を目指している時だったからの話
晩年は毎日ゴルフ仲間の喫茶店でコーヒーを飲み
週末はゴルフをし
時々は近くにドライブに出かけ
限られた特定の人との時間を
大事にしていたように思います
もはや、
人に高く評価してもらう必要が無かったから
なのだと思います
そんな余裕のある生き方を私もしたいなぁ
そう思いながらも
様々な葛藤があるのが事実です
久しぶりのヒット
「50歳からのゼロ・リセット」
大前研一さんの言葉を思い出す本でした