ダメ出しの専門家です
「その話し方では強すぎます!」
先日の事です
お店の隣の席から聞こえてくる
女性グループの中のお一人の声に
少々違和感を覚えました
「なぜこの女性はこんなに力を入れて話をするのだろう」
まるで怒っているように聞こえました
力強く話す事が悪いのではなく
食事のその場に合っていないのです
研修の場でも思います
あまり講師が強い口調で話をしすぎると
まだ温度があがっていない受講生は圧倒され
質問しても、促しても、黙ってしまいます
受講生の発言が少ない
グループワークで異論が出て来ないなどは
講師がfffぐらいの力で話をし、
受講生がドン引きしている事も考えられます
日常の会話の中で
ffフォルティッシモ「非常に強く」調で話をする事は
あまりありません
ffを使用場面とは
抗議する 演説する お店に怒鳴り込むクレーマー
異論 反論 感動 情動
ffの話し方は食事をする席では合いません
またその逆で
質問をしているのにppピアニッシモ「非常に弱く」調で
話を返してくる人が居ます
これもその場に合わない話し方です
「え?」っと聞き返されてしまいます
話すとは
声のボリューム、張りの強弱の調整が必要です
話し方とはその人の癖が出ます
意識して話をしないと
その場に合わない話し方をして
周りから「え!」っとひかれてしまう事になります
あまりにffが強いと
上から目線の印象を与え逆効果です
(我の強い部長風)
常に「教えてあげるわ」口調で
話をする人もいます
(場の読めない学者風)
え~わかりませ~ん
そうなんですか!!!!
(無知なぶりっ子風)
部下への注意指摘はmfメゾフォルテ(やや強く)
上司への提言はmpメゾピアノ(やや弱く)
夫婦げんかもmf程度でやめておくことが
大事だと思います