ダメ出しの専門家です
今朝のTVで
すでに新人の退職が目立ってきたと聞きました
5月のGW明けに辞めるのはよくある事ですが
今年は例年の3倍になっているらしいです
家の娘も「辞めたい」と口にしていました
実際は辞めないでしょうけれど
辞めたくなる気持ちはよくわかります
すっかり痩せてしまっていましたから
大変な事が多いのだと想像できます
娘が仕事につく時に気にしていたのは
仕事の内容ではなく人間関係でした
漫画になっているのを見ましたが
とても現実に起こっているとは思えない内容ばかり
新人には、若い人には、自分の部下には
「厳しさを教えたい」
そう考えている先輩、上司の皆さんに言いたい
厳しさを教える前に必要な事
忘れてませんか?
厳しさを教える立場から
まずは
厳しさを教わる立場で考えてみてください
自分が厳しさを教えられる立場なら
どんな人から厳しさを教えられたいか
どんな人からは厳しさを教わりたくないか。。。
人間関係が築かれていない間柄で
あれこれ厳しく教えたとしても
相手は戸惑い、不満を積み重ねる事になります
厳しさを教えたいのなら
まずは土台づくりを行う必要があります
その土台づくりを行わずに
仕事とは、ビジネスとは、プロとは
正論を口にするから相手が嫌がるのです
相手の感情を考えずに
「聞け」からスタートする
「聞け」ではなく
「聞きたくなる」方法を取る事です
それは教える側の忍耐と努力が求められます
だから、先輩、上司はやらないのです
「いまさら先輩なのに努力したくない」
「自分たちもそうやって教えられてきた」
相手に努力を求める前に、先輩上司が先に
努力を見せる事が、相手の心と動きを変えます
「わからない事は聞いてね」
といわれて、本当に質問すると
「調べたの?」
「なに勉強して来たの?」
「そんなことも知らないの?」
と意地悪な口調で言われたら
次に質問などできなくなります
これが、ミスを招き、報告の遅れにつながるのですから
みんな最初から意地悪だったわけでは無い
どこかで意地悪な事を言ったり
意地悪な態度をするようになったのです
そのタイミングがどこなのか
予測が立つのなら、そこを改善する事
新人の時には
「来年の新人には自分たちがされた嫌な事はやらない!」
と心で思っても
2年目になったら、同じことをやっている・・・
子供のいじめと同じ
誰も注意しないからそれがとおってしまう
「その言い方は良くないよ」
「新人にはもっと丁寧に教えなさい」
「そんな言い方をしたら、誰も聞いてこないよ」
それを言う人がいない
離職率NO1の職場とうわさされながら
上の誰も改善しようとしない
改善しようと動いたら反対に合うし自分たちが忙しくなり
面倒だ
そして、自分も嫌な事を言ってきた一人だし・・・
職場で威張る人は
威張らないとやっていけない小さな人
威張る事で大きく見せているが
実は自分が自制が無く愚かであると明らかにしているだけ
正しいものの見方ができる上司がいない職場など
先が見えていると思います