高飛車子です
プロのバスケット選手になりたかったら
プロテニスプレーヤーになりたかったら一番最初にすることは?
それは
そのスポーツをはじめることです
世界経済フォーラム男女平等ランキング2013年が発表された
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1位は5年連続アイスランド
2位フィンランド、3位ノルウェー、4位スウェーデン
日本は105位で、前年の101位、前々年の98位に続いてランクダウンした。
日本は教育および政治への関与において前年よりスコアが低下した。
この調査では、以下の4分野の男女格差を測定している。
1.Economic Participation and Opportunity(経済活動の参加と機会)
給与、参加レベル、および専門職での雇用
2.Educational Attainment(教育)
初等教育や高等・専門教育への就学
3.Health and Survival(健康と生存)
寿命と男女比
4.Political Empowerment(政治への関与)
意思決定機関への参画
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日本がなぜ出遅れているのか
それは歴史が大きく影響しています
日本の家制度の影響です
戸主になるのは男性
女性は原則戸主にはならず、入り婿が戸主となる
男性の仕事、女性の仕事がはっきりとわけられ
女性はある程度その場所で保護を受ける事もあった
たとえばサザエさん
波平がしっかりと家族を支え、
女性の立場を家の中に確固たるものとしている
その家制度に対して日本は家庭内で
「ウーマンリブが起こらなかった」
「私たちは家事をするために生きているんじゃない」
「私たちは男性のお手伝いをするために仕事をするんじゃない」
と、こぶしをあげる人がいなかった
これが一般人の普通の生活
女性は家制度に入り、家の女になる
「嫁」になる事が当たり前とされた
教育にも特徴があった
私が子供の頃の女性の進学先はほとんどが
短大の家政科だった
女性の教育は「食物」「被服」「保育」を学ぶこととされたが
時代が変わり今は家政科の募集を見る事がない
しかし女性と言えども津田梅子のように
明治時代にすでに海外留学をしている人もいる
何が違うのか
それは環境
教育に対する環境ではないでしょうか
教育にはある意味思想が入ってきます
その思想こそが女性に刺激を与えるものであり、女性に必要なのだと思います
すべては環境
バスケなら、ドリブルが出来なければ話にならない
テニスならフォアが出来なければ話にならない
出来ていなかったら
「下手くそ」「こうやるんだ」と指導されること
一生懸命やります
この仕事が好きなんです
頑張ります
その気持ちだけを買っても先には進めない
出来るようになる環境と「上手になりたい」と思う事
日本の男女平等ランキングをあげるためには
女性が育つ環境を作る事
女性が成長する環境を作る事
スキルを身に着ける環境です
大きなウェイトを占めるものが
意識改革の環境です
厳しさを教えられていないリーダーはリーダーにはなれない
社内コミュニケーションが
「両手をつないで楽しく歩く」ことだとイメージするなら
全員手をつないだまま倒れます
そんなリーダーの元では
慰め合い、褒め合い、汗水ながし必死にならない
「それでいいのよ」
「がんばったじゃない」
たいして頑張ってもいないプロセスを誇大に褒め合う
「あなたらしく」
「ありのままで」
「いいのよそれで」
横山信弘さんの言葉を借りるなら
キラキラワードで会話が成り立つ
だから
厳しい事を部下に言えない
厳しい事を言えない管理職は管理職の仕事を理解していない証拠
何かを変えるにはその一カ所ではダメです
昔、ジェンダーの授業で私が発言した事を今でも覚えています
社会を変える事も大事だけれど
子供を育てる時に男の子と一緒に台所に立ち家事を身に着けさせる
女の子には結婚して家庭に入る事を優先させず
仕事を持つこと、プロフェッショナルとして生きる事を教える
この家庭教育なしでは事は進みません
子供を持つ親なら家庭からまずは改革です
男女平等を家庭教育に取り入れる
加えて
部屋は綺麗に保つ
親の決めたルールに従う
規律から学び嫌な事、面倒だと思う事をやり
社会に出る準備をすることです
社会に出たら厳しいのは当たりまえ
「いえ、家の方が厳しいです」という家庭など皆無です
ランキングのアップはまずは家庭教育からスタート
そして最後に
女性リーダーの育成は女性が適任です