手を掛ける事 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



被災地で心理ケアのボランティアをしている方がいます

その方が言っていました


「亡くなった親のためにもこれから頑張って生きる」

と誓う人と


悲しみから立ち直れずに非行に走ってしまった人がいる

目標もなくし、生きる希望もなくし現実から逃避するために


非行という道を選んだ


どちらが偉くて、どちらが愚かという話をしたいのではなく

この違いは何から生まれてしまうのかです



それは

手をかけられたか、掛けられなかったか

その違いです


かかわりである

ストロークが多かったか少なかったか

その違いです



誰もががんばろうと思った

頑張っていかなくてはいけないと感じた


しかし道は二つにわかれてしまった


マズローの五段階欲求から考えると

被災地は生理的欲求はあるていど達成した


安全の欲求は進行中

所属と愛の欲求はどうだろうか・・・


その部分の対処が必要になっているのに

そこがまだまだ不足しているのだと思います


ある人は少しの声掛けでも心に温かさを感じる

でもある人はどんなに声をかけても心に届かない


みな周りも辛い状態で

自分にせっせと声をかけて気遣ってくれる人などいない


だから刺激の強いストロークが得られる

反抗という場所を選ぶ



まだまだ被災地への援助は必要なのです

次回はお手紙を入れて品物を送ろうと思います


今度は中学生、高校生を対象にするのも

良いと思いませんか?


悲しい、辛いと言えない年代だからこそ

外部からの温かなストロークが必要だと思います