褒めないとできない? | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



先日TVで見たことですが

あるお母さんが、子供がなかなか片づけをしない

どうしたら片づけられる子になるか・・・


そんな相談に対して自宅にカメラを入れて

子供たちの様子を撮っていました


「片付けなさいね~」

「う~ん」


「片付けたの~」

「は~い」


返事はするけれどいっこうに片づけをせず

遊び続けています


TVではここで子供を褒めて、次の行動を求める

褒められたことで子供の行動に変化が出てきたことを見るのです



片づけられる子供にさせるには

褒めて行動をしやすくする




って、それは習慣にはならないので

先々を考えたらよい方法ではありません


まず1つ目

片づけられない家庭に共通していることは

片づけのフィニッシュが良くわからないことです


はっきりいえば、片づけても自宅が汚いために

「片付いた」

片づけた結果の状態が子供には良くわからないのです


二つ目に

片づけの手順が複雑なのです

本は本棚、おもちゃはおもちゃ箱と

「入れるだけ」からスタートしないと


子供は手順が複雑だと面倒になりやらなくなります

片づけてほしい場合は子供でもできるレベルの収納を

考える事です


最後に

褒めなくても片づけは人間が習慣として必要な事です

首尾一貫としてしつけの範囲で教え込むことが基本です


褒めないと行動できない子供を

誰が一生褒め続けるのでしょうか


かたづけたら「ありがとう助かった~」と

家族として協力してくれてありがとう


自分で使ったものを片づけてありがとうもないですが

まあちょっと子供なのでありがとうと言っておくと

喜ぶのでその手もありかと思います


親のしつけの基本姿勢が甘いと

子供は親を侮ってきます


「片付けなさい!」

厳しく叱り習慣にさせれば

あとは子供も親も楽ですよ


幼児教育、初等教育の専門家の意見も

最近はとても参考にならないことが多いですので

耳触りの良いアドバイスは気を付けてください