時を待つ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



先日は娘のお誕生日に

たくさんの方からお祝いメッセージをいただき

本当にありがとうございます


振り返ると娘とのこの18年

本当にあっという間でした


私は子育てのカウンセリングもしますが

それは二人の子供を育てた経験からであり


また泣きたくなるような

いろんな経験があるから相談に乗れるんです



子育てが楽しいなどと思った事はありません

いつも必死でとにかく気持ちの余裕がなかった


だから私個人の感情としては

順調に子育てをして


子供もそう問題もなく育ち

まったくしあわせを絵にかいたような人に


「子供とはね」と言われたくはない

あなたに何がわかる。。。


と思う


人間、そんな感情があっても

それはおかしなことではない


人の感情などそんなもんだ

人は共感してほしいのだから


この人ならわかってくれるだろう

そう思う人に話をするものだ


だから自分が大変な時に

お気楽な人に相談などしたくはない



教育者として

自分の子供が私の教育を表すのだと思っています


100マス計算の陰山先生も

自分の子供が東大に入ってホッとしたと本に書いていた


子供の能力を伸ばす方法を力説する私も

自分の子供がどう見られているかは

とても気になる部分でした


だから上の子には常に高いレベルを求め

私の思い通りにしすぎてしまった

今はそれをとても反省しています


息子にはスパルタで厳しく育ててしまった

もっと甘えさせてあげたかった


悪い事をした・・・

そう思う部分もあります



娘は得意なものとそうでないことの差が大きくて

頭が良いのか悪いのかわからなくなることがある


すっごくアホにみえることもあれば

すっごく天才にみえることもある



小さなころは7歳上のお兄ちゃん優先の生活


学校行事、ヤマハと

あっちこっちと連れて行かれて

昼寝は車の中かベビーカー


なんでも同じことをしたがった


お兄ちゃんと私のやりとりを

娘はそれを見ながら生活の必要な事を覚え


また

私に怒られない方法を学習していきました


上の子はおとなしいおっとりさんタイプ

下の子は子ザルのような野生タイプ


いろいろありました・・・

本当にいろいろです


お方様に泣いて相談したこともありました

けっして子育ては順調だったわけではありません



娘は保育園は玄関で毎日大泣きで

朝から私がイライラ


すぐに具合が悪いと電話が来る

迎えに行けば


仮病・・・


このやろーーーパンチ!



小学校の頃は夏休みは学童保育に行きますが

そこから学校のプールに行くと

帰りは寄り道して公園で遊んで学童保育に行かない


先生は帰りの遅いうちの子を何度も注意してくれましたが

それでも娘は言うことを聞かず寄り道・・・



迎えに行くといつも先生から

「今日も友里ちゃんがね・・・」


「すいませんーーん!」(゜д゜;)


平謝りの毎日


小学校の高学年では

学校の授業がつまらないと言い


学校の授業は休み時間と放課後に全部済ませて

授業中は中学受験の勉強をする



中学校でも平謝り、高校でも平謝り

いつもいつもひら謝りばかり


それでも私は

あの子の才能を疑うことはありませんでした


この子はきっと大物になる

この子には隠れた才能がある


学校の成績にはあらわれないけれど

今はこの子の才能が発揮できる場がないけれど


この子は絶対大物になる


学校とは実力では戦えない場所です

学校は学力という評価が優先され

それが実力扱いされるのです


実力とは

実際に使える力


学力以外で才能があっても

それを高く評価される機会がほとんどなく


本来引き出されて伸ばしてあげなければならない才能は

学力重視の教育現場ではそうそうできない



私は実力で戦うのは大人の世界だと思っています

大人になったら実力を仕事として生きていくことができます


だからその時までちょっとの我慢

置かれた状況でさまざまな経験をしながら


才能、実力を発揮できる時を待つ


時が来ればエネルギーを蓄えた力は

掌にぎゅっと握られたばねのように


パッと世界に飛び出していくだろう


その時までちょっと我慢


学校教育はやはり大事なのだから

そこでさまざまな事を学びながら


実力で戦える時まで


時を待つ


あなたはには果てしない才能があるのだから


その時までじっとまとう