高飛車子です
東日本大震災で被災されたある母親のコメント
「子供たちにあの時のことを、もう聞かないでほしい」
春、新学期を迎え、入学した子供たちを迎え
子供たちもここで何か区切りをつけたいだろう
親としても
ここで新たなくぎりを子供がつけてくれることを求めるだろう
大人ができることってなんだろう
聞かないであげることも
大事な大人の役割かもしれない
忘れない、忘れてはならない
という事と
思い出させるということは違うかもしれない
やっと心が少し落ち着いたのに
わざわざ映像を見せて、わざわざあの時の話をして
それがどれだけ子供たちにまた残酷なことになるのか
それをよく知る必要があると思うのです
被災地から遠い場所で暮らす私でも
映像は辛いです
だったらましてや自分がそれを体験した子供たちは
どれほど辛いかしれません
そっとしてあげること
聞かないでいてあげること
それも大事なことなのかもしれません
自分が被災地の学校の担任だったら
自分はどうしただろうかと考えることがあります
私ならどうしただろうか・・・
早く子供たちが
一日も早く子供たちが
何の不安もなく暮らせる日が来ることを願います
去年は綺麗だと思えなかった桜も
今年は「きれいだね」って言えるかもしれない
桜を見てきれいだと感じる心のゆとりが
戻ってほしいと願います