希薄なのか鈍感なのか | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



いつまでも後を絶たない孤独死と虐待死


恵まれている日本


情のある日本と言われながら


なぜなくならないのだろうか


「なんだかちょっとおかしいです」


そう気づく人もいるのに


「二人暮らしだから大丈夫でしょう」


「電気のメーターが回っているから大丈夫でしょう」


その大丈夫の基準があきらかにおかしい


今までの例もありながら


まだ大丈夫と考えるその感覚が理解できない




直接の管轄でなくても


「ちょっと見てきていいですか」


「管轄は内ではありませんがどうぞよろしくお願いします」と


なぜ電話でのやり取りで誰が対応するかを確認しないのだろう



それが


「家の仕事じゃない」


などという人が恐らくいるのでしょうが


それは人間として恥ずかしくないのでしょうか


その電話のやりとりにいったい何分かかるのでしょうか?


部署、管轄で仕事がきっちりと分担されすぎていて


連携とか依頼がまったく機能しない



それが原因で起こった殺人事件もニュースになっていたはず



私が通っているトレーニングルームに


たぶん脳梗塞で倒れた経験をお持ちだと思われる


70歳ぐらいの男性が通っています


左上半身にマヒがありますが


それでも


ランニングマシンで一生懸命に歩行訓練をしています



込み合っている時は


ランニングマシンは一人30分と制限の紙が貼ってありますが


その方は3度ぐらいは繰り返しマシンを使います



私と一緒にいっていた人が


「あの人はいつも時間を守らない」と言ってのを


耳にしました



私は言いました


「あの人はあなたと違ってあれしかできないんだよ


他のマシンが使えるならやるよ


でもランニングマシンで歩く練習しかできないのだから


大目に見ようよ、それが日本人の良いところだろ」



上半身マヒしている身体でトレーニングをしている人を


温かく見守れないほど日本は落ちぶれたのか





困っている人に手を差し伸べることは必要


周りの様子を読みとる事も必要だと思うのです



日本、希薄なのか鈍感なのか


地震で困った人を援助する大勢の人もいれば


何事にも反応をせず


ただ人ごとに「大変だね」で終わる人もいる



何かが欠けていたために起こるのだと思う


欠けていたのに放置したために


こんな状態が蔓延した



学校教育、家庭教育、地域での活動


「そんなものでなんになる」と思わずに


昔の教育を戻す必要があると思います