高飛車子です
昨日
産業カウンセラーの友人と電話で話をした
独立して講師業をしている彼女は
新人研修で「最近の若者」
という集団に悩まされているようだ
「ちょっと先生聞いてくれますか~」
元気よく私に出来事を話してくれる
彼女は本当に面白い人です
私の若いころは
「新人類」と呼ばれた時代
先輩から見たら不思議な世代だったらしいが
いたって本人は「そうですか?」と
何がどう不思議な集団扱いされるのか
まったくわからなかった
きっと「いまどき」の若者もそうなのだろう
私は教務経験者なので
生徒が思うように動かない
イマイチ指導成果がでない、育たないなどは
現場ではつきものだと思っている
顔が無表情で返事もしないなど
何年もそんな現状と付き合ってきた
反抗するし、教室から出て行く
わけもなく欠席するなどを経験して
そうそう思うように行かない若者を
決して珍しい集団だとは思わない
たくさんの生徒を見てきたという経験は
私のアプローチの数も増やすことになっていた
新入社員もそうだ、研修に入ったらそのクラスを見て
プログラムを進めながらアプローチはどうするか?
どんなストロークをなげかけたら
変化していくのか
企業研修は時間が限られている
早く期待される効果を出すためには
研修開始後すぐに講師の見立てが必要になる
状況に応じたアプローチの仕方がわからないと
思うように受講生に変化が見られない
相手だって
こちらがわを品定めしているのだから
講師のさじ加減
それができないと
講師の側に焦りやいら立ちが起こってしまう
「なんでこんなこともできないの!」
人は力ずくでも動くが
力ずくで変化するものではない
気づき、納得、腑に落ちる
この人の言っている事
ちょっと聞いたら得かも・・・
これは経験を積むしかない
社会はリズムとバランスで構成されている
リズムが悪ければ鈍感だ、遅いトロイと思われる
バランスが悪ければ付き合いが悪い、不器用だと判断され
KYとか場が読めないと言われる
「あうん」の呼吸がとれないなどという現象は拡大し
昔やった大縄跳びの縄に入れない不器用な生徒が増えている
その不器用さは行動だけではなく
会話にも見られる
会話がかぶる、ぶつかるという現象
自動車では「出会いがしら」の衝突が多いという
新入社員のいまどき・・・
来年はまたあたらしい人種?
が登場するのだろうか
新人類と呼ばれた私の
新人類二世が社会に出てきた
だとしたら
不思議であってもおかしくはないのかもしれない