泣けた卒業式 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です


容赦なくわたしたちから

すべてのものを奪って行った


神様からの試練だというには

あまりにもむごすぎる


TVで見る被災地の卒業式で代表の生徒が

泣きながらそんな言葉を述べていた

校長先生よりしっかりしている


この卒業生代表の言葉に大勢の方が

きっと涙したことだろう私も泣けました

あの生徒たちには

一生忘れられない辛い卒業式になってしまった


それもあまりにもかわいそうだ

親の安否がわからない状態で

自分がむかえる卒業式を


どんな気持ちでその場にいるのかと考えたら

本当に切なくなる


それでもしっかりと代表の言葉を述べる

本当に校長よりしっかりしている



ブログの記事を楽しいものにしよう

今日は明るい内容にしようと思いながらも

どうしても明るい話題を書く事ができない


被災地の方と自分を重ねてしまう

私は教え子がひき逃げという事故に巻き込まれて亡くなっている

お通夜の会場で生徒が私に言った


「先生、死ぬとどうなるの」

「人は死んだら灰になる。でも人の思いには一生残るんだよ」



彼の事は今でもはっきりと覚えている

覚えていることは良いことなのか?


いや、時として覚えていることは

残酷なのではないかと思う事もある




さっきまで息子と電話で話をしていた

深夜1時

私が見るようにといった原発についての

YouTubeを見ての感想を述べる


これを見て私は怖くなった

http://ameblo.jp/nekausagi/entry-10836192631.html




彼が私に言う

「福島にボランティアに行かないでね

それだけ言おうと思ってさ」

「あなたもね」


息子の話によると

福島に派遣される専門関係者は

念書の様なものををかかされるのだという



「被曝しても訴えは起こしません」

という内容らしいが、呆れてものが言えない


もし、自分がその専門職だとしたら

もし自分なら、考えると怖くなる


でも誰かがやらなければならない

日本のために誰かが


そんな思いをお持つ人は多い

命をかけなくてはならない職業もあるよ


現地で活動する方々に本当に感謝しなければならない

「自ら志願して現地入りした友人がいる」と


昨日かかりつけの歯科医院の先生が話していた

志願して一番危険な場所に入る人がいる

でも、そろそろ悲しんでばかりはいられない



日本はすばらしい力を持っている

戦後日本は世界銀行から86千万ドルを借りて


東海道新幹線、東名高速道路、黒部ダムを作った

お金はないが技術はある!


当時日本の産業が全部崩壊していた時代に
優秀な技術者を国鉄の科学技術研究所に集めて

「世界で最も早い鉄道を作ろう!」
といって研究をはじめました


戦闘機の技術者は
新幹線のボディの軽量化を行った


それが昭和20
戦争が終わって数カ月に日本には
もうこのような発想を持っていた人がいた


1964年には新幹線が開通し、

時速260kを出すことができた結果から

やはり、技術があれば、教育力があれば、

国というものは自立できる


それを証明したのが我が国日本である




しっかりと

大事なことを、しっかりと

日本はすばらしい国だと思う

必ずや復興しさらなる成長を見せると信じている


この子たちの未来のためにも・・・

不安な材料がなくなってほしい



~激辛講師・北村みゆきのセレンディピティ~