友人の息子さんの
春から入学する大学が決まった
彼女はその結果を
丁寧に新幹線の中から私にメールで知らせてくれた
本意ではなかった決断に
親子で心の整理をつける時間が必要だったようだ
受験はそれぞれの思い出がある
第一希望がかなわなかったという事実
気持ちの整理がついてから
彼女は今日、私にメールをくれた
それが出来る女性は
やっぱりすごいなって思う
一番候補がダメでしたって
メールができる強さ
彼女は最高に素晴らしい女性だ
英語教育のエキスパートあづぞう先生
彼女の息子さんは2浪
しかし、今回第一希望を断念することになった
でも、人生、一番良い方向って
一番進みたい方向だとは限らないと思う
例えれば
一番好きな人と一番幸せになれるとは限らない
実は自分を一番苦しめる人だったりするのと同じで
感情はとても厄介だ
良いも悪いも経験があると
人生に厚みがでる
苦楽を経験すると
人生に味が出る
彼の経験と母の経験は必ずやネタになる
ネタの無い人間ほどつまらないものはない
何事も経験が人を作り上げていく
経験しないとわからないことは多い
経験するいろんな事が見えてくる
経験すると相手のことまで考えられる
終わったことは後悔しないこと
後悔して悔やんでばかりの人生は
その先もきっと後悔して悔やんでの繰り返しになる
これが何かを教えてくれる
きっとここに何か意味があるはずだ
これはきっと意味があるはずだ・・・
これをお読みのみなさん
自分で中学も高校も大学も就職も決めた人
それはとてもしあわせなことだと思います
世の中には自分で
自分の人生を作ることができない人もいるのです
立場であり力量であり
企業の後継ぎは企業を継
政治家の子孫は政治家になり
自分で決めて
自分で進むって
実はとても幸せなことだと思う
私は自分でなんでも決めてきた
親にはいつも決めた後に報告
それが許される環境だった
考えたらしあわせな環境で育ったと思う
自分でなんでも決めたのに
自分の子供のことは
なんでも私が決めてしまった・・・
ああならないように
こうならないように
家に帰っても私は子供の生活指導であり
進路指導だった
アメリカ国籍にしようと考えて出産はアメリカでと
妊娠中からアメリカにいて
お受験コースを進ませて
大学は2浪させて医学部に入学させた
そこで私の子育てシナリオは完成した
今思う
それで本当によかったのかと・・・
人はスキルを
その力を社会と国と世界のために使うことだ!
その気持ちは変わらない
でもそれを親から託された子は
どう感じていたのだろうかと思う
実は今日息子に電話をして聞いた
「ママのこと、嫌じゃなかった?」
「僕の希望と一致していたからよかったよ」
なんだか今日は
息子にとても救われた気がした