OKの関係はむずかしい? | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する


OK&OKの関係でいよう!

あなたもOK!私もOK!


これが交流分析の考えです

でも

世の中とくに専門性が必要とされる現場は

自分たちが正しくて他の人がちょっとねー・・・


そんな考えがはびこっています

それがどれだけの人を苦しめているか考えたことがあるのでしょうか


引き続き ある保健士さんの独り言を書きます




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今日、3歳児健診に来たアトピーの女の子。

顔が赤ら顔、顔全体に湿疹が広がっていて、
お父さんが、付き添ってこられた。

私は、症状が顔だけに、親御さんは辛いだろうな。
と遠くから見ていた。担当になるわけでもなく、
ほとんど関わりのないままだった。

健診後のスタッフのミーティングで・・・
その子が話題となった。


「東洋医学っていうのかな、
自然に治したいとお父さんが言っていた。」と。
20名ほどのスタッフから、えーーー???なんで?の声。
お医者さん、かかってないってのはね~。
ちょっとね~。なんて、みんなが顔を見合わせているのだ。

「かわいそうな感じだけど、よくなった方なんだって・・・」
じゃ、ま、いいか・・・なんて
女の子の情緒の面でも、やや疑問があるとのことで、
発達相談の先生も発言。
「発達悪い子に、アトピーや便秘が関係してるって聞いたことある・・・」なんて。


受診をさせない親は、ネグレクトとさえ言われることがある。


私は、思った。
その子のお母さんは、いろいろと面倒な事を言われたくなくて、
来なかったんだろう。と。
その子が、その家族が、
おそらく、とても壮絶な思いをして過ごしているであろう事を、
誰も予想することはできないんだろうな・・・

人の気も知らずに、好き勝手なこと言わないで!。

でも、私は、その時、口をつぐんでしまった。
きちんと、話すべきチャンスだったにも関わらず、
「親が悪い」というような雰囲気の中で、
自分の体験を、話すことができなかった。
「ステロイドでは、治らず、自然療法のみで対処している。
その子よりもずっとひどい症状だったが、医者にはかからず、
よくなってきた。」と。

今、ステロイドでは治らずに苦労しているケースが非常に増えている。
ステロイドを長期に使用して、
大きく成長してからその害に苦しんでいる人にも多くお会いする。
一時的ではなく、根本から治すためには、本人も家族も、
死ぬ思いをして日々を過ごすときがある。
それを理解し、助けてくれる機関や、人材は非常に少なく、
日々葛藤し、悩みながら過ごしているであろうこと。


理解して欲しいこと、言いたいことは、いっぱいあるのに、
言葉にならなかった。


でも、いつかは、自分の体験を話したいと思った。
話すことで、現代医学では治らずに、
苦労しているケースがいることを、
理解してくれる人がひとりでも増えてくれることを願って・・・


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賛成してくれなくていい

応援してくれなくてもいい


ただ

だまっていてさえくれればいい

そんなふうに思う人がいるんです


認めるとは難しい事ではありません

ただ批判しないことです

無視してくれるほうがよっぽど助かる事もあるんです


医療の選択はその人が決める事ですから

私たちは西洋医学だろうが東洋医学だろうが


その人を信じてまってあげればいいだけ


私も随分と苦しんだので

この日記を読んでまた泣いてしまいました・・・


みなさんは

どうお感じになりましたか




心理士 北村みゆき