以前から私に「夜回り先生になって」
そんなことをいう女性がいます
昨日もそんな話をした
聴いていてわかったことは
彼女が高校生の頃、自分にもそんな人がほしかったという
誰にも言えないことだったり
誰も動いてくれないことだったりで
大人を信用しなくなった
自分の親をさえも信用することをやめてしまうほど
彼女にはとてもとても大きな辛い出来事があった
でも親さえも自分を傷つけた相手を
誰もその悪を悪だと言ってはくれなかった
いつもどおりに生活をして
誰も罪を犯した人間をさばいてくれなかった
それから30年経ち
今でも彼女を苦しめている
出来事もそうだけれど
彼女を一番苦しめているのは
「親が何もしてくれなかった事」
「親が怒りを出してくれなかった事」
「今でもその人たちと普通に親戚関係を続けていること」
出来事などなかったかのように
誰も悪に対しての戦いをしれくれなかったことだ
彼女は今でも母親を恨んでいる
だから
自分と同じ子供が増えないようにと
私に「夜回り先生」になることを求める
子供が親を恨まなくてもいいように
相談できる人、動いてくれる人が必要だという
最近彼女の近所で2件子供の自殺があった
それゆえになおのこと
彼女は誰か手を貸す大人が必要だと訴える
行政ではなく
地域でもなく
個人でそっと力を貸してくれる人が必要だという
そこにはあるメッセージも入っている
きちんと悪を裁くことのできる親でいてほしい!と
そこがきちんとしないと
子供たちは親も社会も信用しなくなる
結果ではなく
何をやってくれたか
どこまで本気で取り組んでくれたか
それがあれば子供だって納得がいく
難しい課題が山積みなのだが
自分に出来ることは手伝っていこうと思う
講演で、セミナーで
ほんのわずかな時間でも大事なメッセージを伝えよう
これからの子供たちのために