愛された事のない人は人を愛せない・・・ | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

もし十分に愛されていたとしたら

もし自己肯定感が高かったら

もしストロークが十分与えられていたら

もし幼児決断から解放されていたら

もしキャリアデザインがしっかりと出来上がっていたら


もし・・・





こんな事件はおこらなかっただろう

日本全国が怒りを感じた

大阪の小学校4年生の女の子の悲しい事件

またしても容疑者が同じ家に住む家族・・・


なぜ母親が?

なぜ?なぜ?


なぜ?ばかりが頭の中をぐるぐると走りまわる

我が子を虐待する男となぜ一緒に生活できるのか?

まともな人間なら一緒には暮らさない


まともな判断と精神ではなかったということだ

何がそうさせるのか

何がそうさせたのか


そういえば顔にあざがあった

そういえばいつもベランダに立たされていた

そういえば鳴き声が聞こえていた

そういえば罵声が聞こえた


そういえば


そういえば・・・


だったら早く言ってよ!


自分の”そういえば”の気持ちが通報という形に

相談という形になっていたら

事件はどうかわっていただろうか・・・


誰も恨むことはできないが

ただ言えることは

母親は母性愛を持たなかったわけではないと思う

それ以上に別の愛が自分を支配したわけだ


人は愛されるから

愛を与えることができる

愛されずに愛し続けることは難しいかもしれない


夫がいなくても子供を立派に育てている人はたくさんいる

どこが違うのか?

子供をひとりで育てている女性は

しっかりとした自己肯定感を持ち

自立という立場で歩き、社会からの必要性を感じる事ができている


大抵虐待死亡事件は

内縁関係である場合が多く、無職が多い

事件は母親の連れ子が

母親と父親から被害にあう場合が多く

父親の連れ子が

父親から直接虐待されるケースのほうが少ない


圧倒的に母親が子供を引き取るという場合が多いことと

女性は感情がストレートに子供に向くという傾向があるからである


今、ここ、しか見えない状態で同じ価値観同士で傷をなめ合う


狭い範囲で人間関係を済ませないこと

しっかりと価値観を持つながら生きること

自己肯定感を高める作業をすること


これがあれば

きっとこんな事件は減っていくのだと思う

OK・OKで生きることが今はできなくても

きっかけとコツできっとできるようになる


そうしたら

子供をもっと愛することができるのだと思います

驚きますか?子供を素直に愛せない人は多いのです

子供を努力して愛するようにする人はいるのです


無条件ではないのです



胎動を感じたときどんな気持ちになりましたか?


生まれてきた時に

どんな気持ちで名前をつけましたか?


初めて母乳を与えたときにどんな気持ちがしましたか?


寝返りができたとき

ハイハイしたとき

つかまりだちをしたとき

歩いた時

走ったとき


「ママ」ってはじめて呼んでくれたとき


生まれてきてくれてありがとう!


その気持ちが消えないように

方法が必要な時代なのだと思います




心理士 北村 みゆき