補強の噂も注目される中、突如浮上した投資家グループによるリバプールの株式取得に関するニュース。

その中心として報じられているのが、QPRの共同オーナーを退任したばかりのアミット・バティア氏。

イギリス系インド人の実業家・投資家であり、建設資材サプライヤーのBreedon Groupの会長、プライベートエクイティ・リアルエステートであるSummix Capitalの創設パートナーなど、業界では名の知れた存在。 








初期報道


FINANCIAL TIMESによれば、合意に達する確実性もなく、交渉は初期段階。

アミット・バティア氏が率い、ミッタル家が支援する投資家コンソーシアムが、リバプールの相当数の少数株式を取得するための交渉中。

この取引により、同クラブの企業価値は60億ドルを超えると見込まれている。

鉄鋼業界の大物で億万長者のラクシュミ・ミッタル氏の娘婿であるバティア氏が率いる投資家グループは、この買収提案に取り組むためアドバイザーを起用し、FSGとの活発な協議を進めているとされる。

バティア氏はコメントを拒否したものの、FSGは『アミット・バティア氏が主導、運営、代表を務める投資コンソーシアムが、リバプールへの戦略的な少数株主投資に関心を示している。』と述べた。

事情をよく知る関係者曰く、まだ合意は成立しておらず、合意に至る確実性はないと強調した。



アミット・バティア氏とは


先に触れた通り、イギリス系インド人の実業家・投資家であり、資産運用会社AyBe Capital Advisersの創設者。

建設資材サプライヤーのBreedon Groupの会長、プライベートエクイティ・リアルエステートであるSummix Capitalの創設パートナーを務めるなど、業界では名の知れた存在。

アメリカのコーネル大学で経済学を学び、メリルリンチやモルガン・スタンレーといった金融機関での勤務の後、ニューヨークに本拠地を置くクレディ・スイス・ファースト・ボストン在籍中の2004年にAyBe Capital Advisersを創設。

その後、セメントや骨材に関する建設資材関連企業や、イギリス及びアイルランドで多様な不動産資産を保有する戦略的不動産ファンドを創設。

メトロ・バンク及びエアアジア・ベルハドの諮問委員会に所属していたほか、現在はサウジアラビア王国文化省傘下の文化・国際関係局の諮問委員会に所属。

のちに首相を務め、当時は内務大臣だったテレサ・メイ女史から2013年に年間最優秀若手起業家」の称号、更に2014年に年間最優秀若手経営幹部」の称号も授与された。

また、数年に亘り、イギリスで最も影響力のある人物をまとめたGG2パワーリストに常に名を連ねている。








QPRとの関係


経済界での存在感と共にQPRと長年の関係を築いていたことも知られており、2007年に副会長として入閣すると、2018年から2023年までは会長も歴任。

2009年から2016年までクラブのコミュニティトラストの責任者も務めるなど、ファンやクラブと強固な関係を築いていたが、2026年7月21日、共同オーナーを務めていたルーベン・グナナリンガム氏に株式を全て譲渡し、取締役を退任すると発表された。


『QPRの一員であることは、私をさまざまな面で成長させてくれた。不屈の精神、責任感、そして社会貢献の大切さを学び、特にコミュニティ・トラストを通じて行っている活動には大きな誇りを感じている。』

『誇りと感謝、そして愛情を胸に、公式な職務から退くことになった。選手、監督、スタッフ、コミュニティ・トラスト、理事会の同僚たち、そして何よりも、長年にわたり私と家族をQPRファミリーの一員として温かく迎え入れてくれたファンの皆様に、心からの感謝を伝えたい。』

『親愛なる友人ルーベンとそのご家族には、友情と協力に心から感謝している。また、リチャード、リー、クリスチャン、そしてクラブのために引き続き尽力してくださっている全ての方々にも感謝を伝えたい。QPRは、これからも私の心の中で特別な存在であり続ける。』



想定外の大物


バティア氏率いるグループによる交渉に関する報道の中で、Skysportsが触れたのはAmazon創設者のジェフ・ベゾス氏。

マーク・クレインマン氏の記事によれば、バティア氏が率いるグループの傘下について協議を行っているとのこと。

推定資産2,570億ドルの実業家が、アミット・バティア氏主導によるリバプールの株式取得案件への参加について打診を受けた。

情報筋曰く、投資を確実に進めるかどうかは定かではない。

Amazonとブルー・オリジンの創業者であり、ワシントン・ポスト紙の所有者でもある同氏の資産は、フォーブス誌の推定によると約2,570億ドルに上り、世界第4位の富豪となっている。

実際に投資を進めることになれば、プレミアリーグへの米国資本の流入が絶え間なく続いているように見える中でも、やはり予想外の動きとなるだろう。

バティア氏率いるグループが、最大30%まで買収する可能性がある。

この取引は、2023年にFSGとダイナスティ・エクイティの間で合意された取引と同様の構造になっているとされており、その取引でリバプールの企業価値が45億ドル以上と評価されたと報じられている。


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