


今日のひるきょうは、
今週の共通お題「いいグループ・バンドってなんだろう?」についてお話させていただきましたが……
この話をするにあたり、
フルート吹きの私自身、一度もグループというものを組んだことがないので、
まず、その理由を考えてみました



①いろんな楽器編成の作品を演奏したい♪
②演奏仲間にリスペクトのプレイヤーが多すぎる!
③縛られるのが苦手。
こんなところかしら

まず、大きな大きな理由がなんといっても①

クラシックの場合、演奏する作品の殆どは
もう世の中にある楽曲。
なので、
この曲を演奏したい!聴いてほしい!
っていう発想でコンサートプログラムを組むので、
編成が限定されるグループは、縛られるのが嫌。
ただ弦楽器は、弦楽四重奏の編成の作品がたくさんあるので、
グループ多いですね

放送では、
世界で最も長い活動年数71年を迎えたボロディン弦楽四重奏団のことを紹介させていただきました。
音源は
♪ボロディン作曲 弦楽四重奏曲第2番 3楽章
71年の中でもちろんメンバーも入れ替わっているのですが、ロシアの作品を中心にしたプログラムで、来日コンサートも多数あります。
②の理由は、
クラシック界の演奏仲間は
皆それぞれ、音大で基礎を学んで、
どんな曲でも、どんな共演者とでも、
演奏出来るように、実践も積んで卒業しているので、
信頼できるプレイヤーがたくさんいるのです!
とはいえ、
長年お互いの音楽を知っている
ということがアンサンブルの強みになることは事実で、
もう一つ、グループを紹介させていただきました。
モラゲス木管五重奏団。
実は、モラゲスとはフランス人の苗字で、
五重奏のうち、モラゲスさんが3人所属。
しかも、3人は兄弟です





それぞれが、パリの音楽シーンで大活躍している奏者で構成されたスーパークインテットですが、
同じ釜の飯を食べてきた仲にはかなわない!?
紹介した音源は、
♪ラヴェル作曲 クープランの墓より プレリュード
でした。
③は理由になってない!?……か。
とはいえ、私も
アンサンブルでひとつの本番が終わると、
この奏者とまたステージやりたいなー、
たくさん一緒に時間を重ねていけば
もっともっと表現できることありそうだなーと、
思う
「これからも一緒に音楽やろう!」と、
愛の告白したい仲間もいるのです。
お互いへのリスペクトと、
メンバーの好みや癖を理解し合える、
そして
核となるひとつの方向性や理想を、共有できること。
ということが出来ると、良いグループになるんじゃないかな、と思います

結構良いグループと思いますが…いかがでしょうか?



次回放送8/17は、大発表があります!
お聴き逃しなく
