フィンランド旅行のことを番組で | オランダ在住フルート奏者 武良静枝のDear my flute
9月最後のひるきょうは
先日のわが家の夏休み旅行で行った
フィンランド、ヘルシンキのお話飛行機

フィンランドの南側に位置する首都・ヘルシンキは、
街中からすぐのところに海があり、
数分、船に乗ると隣り町、的なかんじで島があったり・・・
(氷河の分厚い氷が動く力によって溝ができ、この特殊な地形になっているそう)
市庁舎の前の広場には
かもめちゃんもたくさんいます波
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お料理も魚介類も豊富で、
盛りつけはカラフルでセンスよくってナイフとフォーク
人は優しい表情の方が多い感じがしました(^^)
素敵な街です霧



さて、クラシックの北欧の作曲家といえば
グリーグとこのかたでしょうか。

シベリウスの
生誕150周年!!ということで、
様々なイベントを開催中でした。
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↑パネルイベント。
シベリウスの様々な写真、夫人とのショットや、お住まいでの様子、娘さんたちなど。
作品からだけでは、想像できなかった姿を見ることが出来ました。

少し郊外へ行ったところの
シベリウス公園↓

パイプオルガンのモティーフは、交響曲第3番オルガン付きを思い出します。

シベリウスさまのお顔アップともツーショットニコニコ

今日の放送では、
フィンランドの叙事詩「カレワラ」から影響をうけて作曲した
♪トゥオネラの白鳥

彼の代表作
♪交響詩 フィンランディア

この2曲を紹介させていただきました。

シベリウスの生きた時代のフィンランドは、
ロシア帝国の支配下で、
フィン語も規制されたりしていた時代。
そんな中、フィンランドの新聞業界(廃刊に追い込まれる新聞社も出てきていたころ)が、
「新聞祭典」というイベントを開催し、
その中でフィンランドの民族意識を高め、歴史を再認識しよう
という試みで、
劇を制作、上演したのですが、

その時の劇音楽を依頼されたのが、シベリウスでした。

劇のフィナーレに出てくる
「フィンランドは目覚める」
という音楽が、

今日「フィンランディア」として、世界中で演奏されている作品になります。


長く続くロシアの支配下のもと
パリ万博が開催され、
そこでフィンランドのオーケストラは、
ロシア館での演奏が出来ることになるのですが、

選曲をしていくなかで、
新聞祭典で演奏された「フィンランドは目覚める」を、演奏しよう!となるわけですが、
この曲名では、ロシアに却下されてしまう。

そこで変更し
「フィンランディア」という曲名で演奏され、

市民のフィンランド独立への意識が、より高まっていったと言われています。


苦悩のモチーフ、闘争の呼びかけ、勝利に向かう主題、民謡風の賛歌。
特に中間部は、後に歌詞が付けられて、
フィンランド、第二の国歌として愛されています。


そうした作品を残したシベリウスのことを、
フィンランドの皆さんは、
彼の生誕150周年を、他の作曲家のそれとは違う思いで、
様々なイベントやコンサートを開催されているのだろう、と思いながら
今日の放送で紹介させていただきました。
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↑いつもお世話になっている
南さん、日下さんへ、
マリメッコのおみやげプレゼント


次回の放送は
10月7日です!
楽しみにしていてくださいねニコニコ