来週の水曜日、
4月22日は、静岡音楽館AOIで、
「ディーヴァ シャーロットの美しい歌声と共に贈る室内楽の夕べ」
に出演予定で、生放送が難しいため、
今週の出演となりました!
さて、今日の放送では
このコンサートで演奏する
■モーツァルト作曲 フルート協奏曲第二番ニ長調 KV314
こちらについて、
紹介させていただきました。
ほぼ、同じ曲の
■オーボエ協奏曲ハ長調 KV314.。
キィを1音あげて、少しのリズムや音の動きを変えた程度の違い・・・。
放送では、住宅に例えさせてもらいましたが、
‘壁をぶちぬいて間取りを変えるようなリフォーム’
なんて全然してなくって、
せいぜい、
‘カーテンを変えた’ 程度!?
リズムなどのちょっとした変更は
・・・雑貨が少し増えたり?ぐらい?
そんな程度の違いだったのですが、
聴き比べ、いかがでしたか?
なんで、こんな形の2曲が世の中にあるかというと・・・
モーツァルトが依頼された作曲の仕事、
期限に間に合わず、半年くらい前に書いたオーボエ協奏曲を
使って、
「はい!作品できましたよ」
と、してしまったからなのです。
何曲か依頼していたうち、
曲数は依頼主の希望より少なく、
しかも、出来てきたうちの1曲はこんなだし・・・
もちろん
報酬は約束の半分以下

当時のモーツァルトは、まだ20代前半でしたが、
ちょうどこの時、
恋に溺れて、作曲に集中できなかったとも言われています。
でも、お父さんに宛てた手紙には
「フルートなんて楽器に、作曲する気になれない」
というような、フルート嫌いのようなことが書かれていました。
かけなかった理由はどちらなのか
わかりませんが、
モーツァルトの人物像が少しでも
放送でお届け出来たら、と思い
紹介させてもらいました。
もちろん、偉大な作曲家には変わりないのですが。
それにしても、
コンサートホールで20分近くある
この2つの協奏曲を聴き比べる、なんてことはないわけで、
別々で聴くと、
ニ長調のフルート協奏曲と、
ハ長調のオーボエ協奏曲では、
鑑賞後の感想が違うなぁ、と感じます。
オーボエ協奏曲、安定感があって好きです(^^)
でも、フルートにとっっては、
あのままハ長調のフルート協奏曲でなくてよかった!
とか、思ったりね。
来週水曜日のコンサートでは、モーツァルトの性格を想像しながら
彼が喜んでくれるような演奏を
お客様に届けられるよう、
心をこめて演奏します。


お二人からつっこみいただいたので、
ちょっと攻め系でポーズ・・・のつもり


コンサート、お待ちしております
