調性ごとのキャラクター? | オランダ在住フルート奏者 武良静枝のDear my flute
今日のひるきょうは

より、クラシック音楽を楽しむヒントになるように、
「調性」についてのお話。

ピアノソナタ○番 ハ長調←
などと、ソナタや交響曲などには、
調性を記して区別させるわけですが、

15種類、それぞれの調性には、キャラクターの違いがなんとなくあって、
それが面白いところ。

放送の中で生演奏させていただいた
バッハ作曲 管弦楽組曲第3番 2楽章のアリアは、もともと
ニ長調でしたが、

ヴァイオリンの4本あるうちの一本の弦、G線のみでひける調性である
ハ長調へ、後にヴァイオリニストに書きかえられて、

「G線上のアリア」

という愛称で親しまれています。


今日は、
ハ長調→ニ長調→ホ長調→ヘ長調→ト長調と、
同じ曲を、1音ずつあげて
吹いてみました!

カラオケだと、
「キィ」を変えて、すぐに歌うことも可能ですが、、、
楽器だと大変ガーン

生放送だというのに、
♯4つのホ長調で
間違えてしまいました>_< 放送事故ドンッ
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エーンしょぼんごめんなさい。

放送では少しクラシックから脱線して、
都節音階という、さくらさくらなど日本の曲や民謡に使われる音階や、
沖縄の琉球音階なども紹介して、

調性、音階によって、
音楽が作られていること、
それぞれの調によって性格があって、それを踏まえて作曲されていたり、
選んだ楽器の特性が生きるように、調性を選んでいる、というお話になりました!
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カワイのデジピを使って説明~!

短い放送時間の中での説明、
ちゃんと伝わったかなあせる

フルートの得意な調性は、なんといってもニ長調かな、と思います。
探して是非聞いてみてくださいね。


ところで、昨夜は
スペインから来日中のギタリスト、バビローニ氏のリサイタルを聴きに行ってきました!

ギターの作品の中でもマイナーな曲が多かったようですが、
ギターの可能性の隅々まで楽しめたリサイタルで、
2時間のリサイタル中、
どんどん奏者の集中力に引き込まれていき、後半になればなるほど、身体が温かくなるような癒しの時間でしたラブラブ

終演後、うちあげにご一緒させていただきました!
濃いプログラムの後で、お疲れでしょうに、
目の前で、何曲も演奏してくださいましたよアップ感激ですドキドキ
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演奏活動や音楽に対する思い、ギターのこと、スペインの状況など、
お話は尽きず、
楽しい時間でしたクローバー

スペイン語はわからないのですが、
たくさんのものを共有させていただいた幸せな感覚、忘れられません。

音楽を通じて、
新しい刺激的な世界に出会えることに

毎日感謝ですニコニコ