岸田総理が、次の自民党総裁選に出馬しないコトを会見で明らかにした。
大きな理由の1つとしては、政治と金を巡る動きに対して、責任を取ると言うコトになるのだと思う。
ただ…
なぜ、いま?と言う感じはする。
満足な説明も丁寧な説明もなく、抜本的な改革もなく、自民党の総裁だからこそ決断できたコトと言うのは、もっとあったし、もっとできたハズで、結局、何も変わらないまま。
まぁ、今までそれを許してきたのは国民。
そして、時が流れたら忘れてきたのも国民。
それは間違いないけれど。
目立った成果と言うのは、何かあったんだろうか?
能登の震災からの復興に関しても、動きが乏しいまま。
コンパクトシティを打ち出すでもなく、支援体制の拡充を行なう訳でもなく…
今でもまだ仮設住宅ではなく、避難所生活を行なっている人もいる状態で、今からでも間に合う支援があると思うのだけれどね。
個人的には、就任当初からそうだったけれど…
何がしたい首相だったのかが、最後まで分からなかったかな…と。
ただそれはこれから、どんどんそう言う首相が増えていくのだと思う。
単に政治家になりたかった人。
それが結果的に、総理になっても、やりたいコトがあるとは思えない。
もちろん、英才教育は受けているのでしょうし、育ってきた環境から、いろいろと学んでこられたコトと言うのもあると思うけれど、どう言う日本にしていきたいか…が明確な人は、やっぱり少ないのでは…と、つい思ってしまう。
2世、3世議員が一律に悪いと言うのではないけれど、やっぱり政治家になりたかった人。
そして幼少のころから政治家になると言う道筋ができている人。
そうなると、日本の明確な未来像は導き出せず、単に政治家になりたくて、大臣や総理になりたかっただけって感じになるのではないかな…と。
日本の国家像に対しての思いも考えもなく、単に後付け。
次が誰になるのかは分からないけれど、そろそろ興味が持てなくなってきた。
結局、もう誰に代わっても今の自民党支持が続くのであれば、変わらないだろうし。
ただコロナ禍後からの激動の世界の中で、お疲れさまでしたとは言いたいけれど。