昨日の東京都知事選挙の結果。

 

  1. 小池氏…2,918,015票
  2. 石丸氏…1,658,363票
  3. 蓮舫氏…1,283,262票
  4. 田母神氏…267,699票
  5. 安野氏…154,638票
で、小池氏が圧勝と言う感じの結果。
得票率は約42.77%。
次点の石丸氏で約24.30%だったので、やはり得票率を見ても圧勝だった感じ。
 
上位3人が有効投票総数の1/10に達し、4位の田母神氏以降は供託金300万円が没収と言うコトになった。
 
投票率は、前回よりも上がり60.62%(+5.62ポイント)。
 
石丸氏が2位に食い込んで、蓮舫氏が3位。
この結果をどう考えるかだけれど、その前に小池氏の圧勝だったと言う事実。
幾ら石丸氏が伸びたと言っても、この差は歴然としているし、あまりの圧勝で、現都政に対する不満も何も封じ込んだと言う気にしかならない。
 
もちろん、石丸氏は、東京都下においては大きな地盤もなく、政党の支持・推薦も受けないと言う中で、大きく票を伸ばし、蓮舫氏を上回ったと言うのは、とても大きな流れだと思うけれど。
 
同時に東京都議会議員選挙も欠員が出ている選挙区で投票が行われ、自民党が2勝のみで惨敗。
 
結局のところ、この両方の選挙で言えるのは、勝った政党がいないと言うコト。
強いて言えば、都民ファでしょうか。
小池氏が圧勝し、さらに都議会も3議席取った訳ですから。
 
その他の主要政党で見ると…
自民党は、独自候補を都知事選挙で出せず、さらに都議会は5議席から2議席へ惨敗。
立憲民主党は、蓮舫氏が惨敗し、都議会は1議席どまり。
共産党は、蓮舫氏が惨敗し、都議会は議席が増えず。
維新は、独自候補を都知事選挙で出せず、さらに都議会も議席が増えず、さらに所属議員で離党が出た。

こうして考えると、改めて小池氏の強さが目立つ結果だったんだなぁ…と。

 

正直、別に1つ1つの政策としては、小池氏の政策は評価できる部分も多いと思う。

色々な方面をしっかりと向いている気はする。

それが好きかどうかは別として。

そして実行されているのかどうかも別として(実際は、ここが一番肝心なんですけれどもね)。

 

でも2位に食い込んだ石丸氏も安芸高田市で何か実績を残したかと言われたら、話題になったぐらい。

3位の蓮舫氏も、長年、参議院議員をなさっているが野党暮らしが長いので、大した実績がない。

 

で、結局、都民は何を見て、何を思って判断したのでしょうね…と言う気にはなる。

 

ただやっぱり羨ましいとも。

いろいろな候補者が出たのは事実だし、それが決して良かったかと言われたらそうでもナイとは思うけれど、民主主義国家だからこそ、いろいろな候補者が出ると言うのを否定する訳にはいかない。

 

そして東京都だからこそ、こうしていろいろな候補者が出る。

それで政治に関心が集まるのであれば、それはそれでアリ。

日本の場合、政治に無関心な人が多すぎるし、有権者の力をもっと磨いていかないから、体たらくな議員が誕生する結果になる訳で。

東京から政治が広がる。

そうなればいいんですけれどもね。

 

まぁ…

実際はなかなか…でしょうね。

 

ともかく、当選するコトがゴールではなく、ここは単なるスタート。

今回の選挙戦で上がった声を吸い上げて、また新たな東京を作って欲しいと願うばかり。