2024年1~3月期のGDP(速報値)が、物価変動の影響を除いた実質値で-0.5%だったとのコト。

年率換算になると、-2%減。

 

このマイナス成長は2四半期ぶりだが、年率-2%の減少と言うのは、かなりの数値。

 

もう元凶は明らか。

円安による物価高で、個人消費がガタガタだから。

 

個人消費は前期比で-0.7%減。

こちらは4四半期連続のマイナスで、15年ぶりとなる数値。

15年前と言えば、リーマンショックでてんやわんやだった時期。

それと同じレベルと言うコト。

 

株価は高止まりしていて、企業の業績はコロナ明けで好決算で、政府も“景気は緩やかに回復傾向にある”と言う見立てを崩していない。

 

確かに会社によってはですが、賃上げもあり、初任給も上がったところが多いだろう。

最低時給も上がったので、パート・バイトの給与も上がったのは確か。

 

だが消費に結びついていないのは、広く庶民に賃上げが広がっていないからなのか、それとも賃上げ率が物価高よりも低いのか…

ともかく、庶民の生活に明るい兆しが見えていないから、消費マインドが冷え切ったままと言うのは、間違いなさそう。

 

政府としては、6月からの減税で、消費マインドが高まると言う期待もあるのかも知れない。

ただ6月には電力料金が上がるコトが確定した(正確には6月使用分から)。

これは政府による補助金がなくなるコトによっての話で、別に電力会社が値上げをしたのとはまた違う。

利用している電力会社によって上昇率は異なるが、東京電力はまだ20.9%の上げ幅だが(それでもかなりの上げ幅ですけれどもね)、関西電力はなんと46.4%、九州電力も43.8%と、かなりの上げ幅。

 

おいおい…

10,000円で4,000円の値上げになるところが出て来るなんて、もう無茶苦茶。

 

いや、今まで補助金が入っていたから、この金額だった訳だけれども、多くを輸入に頼っている日本の場合、やはり円安が続くと、そりゃ、そうなるよね…って感じで、それならば、多少は円高になるような政策をなぜ行ってこないのだろう…と、つい思ってしまいます。

 

今年も梅雨が始まり、もう暑い夏が目の前。

でも電力がここまで上がると、節電に勤しむ家庭が出て来るのでしょう。

身体を壊さないように、して行きたいですけれどもね。

 

少なくとも、今年は、暑くなる前にエアコンの掃除。

そして室外機にカバーを掛けて、窓にも直射日光が入らないようにして…と、ちょっとでも今から何かの足しになるように自営して行かないとダメなのかも知れませんね。

 

ワタクシは、その他に…

“できるだけ動かない”コトを目標にしようかな…と。

 

外出したら、やっぱりお金は使っちゃいますからね。

 

って…

こうしてまた経済が冷え込んでいくんだろうけれど(いや、ボクの消費額が減ったところで、日本経済には何1つ、影響はないでしょうが)。