自民党青年局近畿ブロックの会議後に開かれた懇親会で、露出度の高い女性ダンサーが招かれた結果、参加していた藤原青年局長・中曽根青年局長代理が、揃って役職を辞任した。
ひとまず
・公費ではない
・参加はしたが、体には触れていない
と言うコトが声として出ている。
ってか、そもそもなぜ読んだんだろう…と言う気になった。
県連の青年局長は、
モダンダンスであるとかゴーゴーダンスと言う風に認識し、下着と言うよりも水着に近い衣装
と理解していたと言う。
多様性をテーマにしていたモノ。
でも、藤原氏は、
・選択的夫婦別姓…どちらかと言えば反対
・同性婚を可能とする法改正…どちらかと言えば反対
・同性婚を制度として認めるべきか…認めるべきではない
・LGBTなどをめぐる理解増進法案の早期成立…どちらとも言えない
と言うお立場。
もちろん、昨今の風潮で幾らかは変わっているかも知れないけれど、基本的に「性の多様性」と言う点で見れば、反対の意見を持つお方。
そうした意見を持つのに、こうした懇親会だけは、「多様性」を打ち出すと言う動きが、どうなの?と言う感じ。
別にコンパニオンを呼ぶなと言う訳じゃない。
別に独身ならば、夜遊びだって好きにすればいいと思う。
誰だって遊びたい。
それは議員だって同じだろう。
でも露出度の高い女性が参加する…と言うのも、1つの多様性なのかも知れないけれど、そのコトバを隠れ蓑にはしないで欲しい。
ホントに悩んでいる人もいる訳なのだから。
で、さらに言えば、
公金による支出はない
とのコト。
自民党の県連が主催している会合な訳だから、党のお金を使っている訳ですよね?
そこには政党助成金が入っている訳ですよね?
もちろんですが、直接的な公金支出ではないけれど、そもそもどうなの?と言う感じ。
これが政治活動の一環としてふさわしいのかどうか。
さらにこれらの領収書はもちろん、しっかりと計上されている訳ですよね?
まさか使い道も示さなくて済むような場所から出ていないですよね?
仮に用途を示さなくて済む費用から出ているのだとしたら、もう「公費は使っていない」と言うのをどう信じればいいのだろう…
もうこんなんばっかり…
それでも“野党がふがいない”と言う理由で、第1党になり続ける自民党。
自民党も問題だが、こうした議員や政党を当選させ続けている国民が一番、ダメなんですよね。
少なくとも多様性が問われている時代。
でも、多様性と言うのは、何でもアリ!と言う話じゃないコトぐらいは、認識している議員や政党であるべきで、いい加減、地縁だけで選んだり、年齢や性別だけで選ぶ選挙じゃなく、しっかりと政策と人物本位で選ぶ時代に成熟していかないとダメってコトなんですよね。