自民党の派閥・政治資金パーティーに関する裏金。
まぁ…
想像したとおりに、次から次へと出てきますね。
著名な議員でも、この数日で、
・太田房江参議院議員…過去5年間で214万円(2018年に40万円・2019年に158万円・2020年に16万円)
・松川るい参議院議員…2019~2022年の過去4年間で、合計204万円
・堀井巌参議院議員…2018~2022年の過去5年間で、合計876万円
・杉田水脈衆議院議員…期間ならびに不記載の金額非開示
・石井正弘参議院議員…2018~2022年の過去5年間で、合計378万円(2015~17年度分の金額は精査中)
・末松信介参議院議員…2018~2022年の過去5年間で、合計584万円
・高鳥修一衆議院議員…2018~2022年の過去5年間で、合計544万円
・細田健一衆議院議員…2018~2022年の過去5年間で合計564万円
とりあえず、上記の例は全て安倍派。
ってか、まずこのタイミングでの発表になっている議員って、どうしてこんな遅いタイミングなんだろう…と言うのが、まず1つ目の感想。
金額が小さい?
いやいや、確かに話題に上がっている人よりも少ないかもしれないけれど、それでも初任給に迫るような金額ですけれどね。
それよりも、バレなきゃやり過ごせるとでも思っていたのでしょうか…と言う感じ。
大阪府知事も務めた太田さんのように、当時の秘書から報告もなく、把握していなかったと言うケースが多々なのでしょうが、それは監督責任が問われるコト。
そして、
不正な使用はなく、国政報告のチラシを作るためなどに使われた
としていますが、確かにそうなのかも知れない。
ボク自身、政治家の収支報告書に詳しい訳じゃないけれど、仮に正しく使われており、それがしっかりと収支報告されているのであれば、そもそも歳入と歳出とで報告書が合わなくなるのが常。
もちろん、未記載でOKなモノもある訳だけれど、国政報告のチラシを制作したとなれば、さすがに報告書には載せてくると思うんですがね。
さらにその辺りは、まだマシ。
杉田さんに至っては、詳細については全て未開示。
もちろん、今、精査されている最中で、ひとまず過程だけを報告されたのかもしれないけれど、それならばその旨で報告して貰いたいし、説明する責任はあるように思えるのだが…
そして極めつけは、高鳥さん。
5年間で544万円のうち、247万円をコロナ化で資金繰りが厳しくなった際、事務所経費・人件費に充てたとのコト。
いやいや…
小売りや飲食店じゃないんだから。
歳費、別にコロナ禍であろうがなかろうが、貰っていましたよね?
もちろん、歳入の落ち込みはあったのかもしれないけれど、それでも、最低限の歳入は担保されていた訳ですよね?
サラリーマンは、別に残業代が一気になくなったからって、裏金や脱税には励みませんよ?
なんでもかんでもコロナのせいにしないで頂きたいし、仮に裏金で回さなくてはいけないような状態になったのだとしたら、それは政治によるフォローが足りていなかったと言うコトの表れでしょうが。
こんな方が、新潟県連の会長を務めていらっしゃるとは…と言う感じ。
あとちょっとで今年も確定申告の時期。
いつもギリギリの提出になっちゃうんだけれど、今年は、ホントに出したくなくなる。
庶民は許されなくて、政治家は金額次第で許されてしまうなんて、やっぱり世の中、どうかしている。
しかもそれが長年の慣習になりつつあった訳で。
派閥の解消も大事かも知れないけれど、それよりも解散総選挙、した方がいいんじゃない?と言うレベル。
まぁ…
解散総選挙が行われても、結局、勝つのはこの党なんだろうけれど。
それが日本のおかしいところ。
民主党政権がダメだったとは言うけれど、そこに至る過程のほとんどは、自民党政権。
それなのに、その検証もなされず、ただ惰性で自民党に投票する今の日本。
あまりにも野党が体たらくと言うのもあるのだろうけれど、もうちょっとどうにかならないモノなのだろうか。
ってか、長いモノに巻かれるだけの議員なんて、要らねーんだわ。
土井たか子さんじゃないけれど、ダメなもんはダメ。
国益を考えた時、そう言える人じゃないと。
ってコトは、安倍派の議員は全員、ダメってコトで良いのかな?とすら(もちろん、優秀な方も多くいらっしゃるのでしょうが…)。