自民党の安倍派・二階派・岸田派が、解散をするコトになった。
これは昨日の記事でも書いたけれども、真相究明ではなく、単に臭い物に蓋をするような形。
真相究明後に、こうした動きが出てくるのであれば、まだ分かるけれども、そうでもなく、さすがは政治家だな…と言う感じ。
で、そうした中で、安倍派に所属している福田達夫議員が、新たな集団を作る考えを示したコトが、報道されました。
囲み取材の中でのやり取り。
反省の上に新しい集団を作っていくことが大事だ
だそうです。
そもそも反省されている感が、皆無なので国民が怒っている訳です。
しかも議員の中で逮捕に繋がったのは、1人だけ。
その理由も、金額が大きかったからと言う話。
金額の多さ少なさで逮捕されるかどうかが決まるのであれば、たとえ僅かな金額であっても逮捕される我々一般庶民と、やはり対応が異なる感じがしますが、そこは検察側の仕事なので、今回はスルーしておきます。
で、そうした中で、新しい集団。
いや、昨日の記事でも書いたように3人いて多数決を取ったら、そこから派閥が生まれるのは事実。
しかも総裁選挙もある訳ですしね。
どうせパフォーマンスに過ぎないのは、誰しもが感づいているコト。
でも、こんな最中に、もう“新しい集団”と言うのは、どう言うコトなのか。
もちろん、派閥が悪いのではなくて、そのガバナンスの問題なのは、明確。
それは事実だけれど、それが揃いも揃って機能していないのが、今の政治な訳でしょ。
総会に先立ち、福田議員を含む安倍派有志の中堅・若手議員が、解散を求めたと言う流れの後に、すぐに新しい集団…
どうしたらこんな動きになるのだろう…
もう単なる偽装にしか思えない。
福田議員は、言わずと知られた3世議員。
お父さまは、総理まで上り詰めた福田康夫さんだし、おじいさまも総理を務めた福田赳夫さんと言うサラブレッド。
安倍派の源流である福田派を創設したのがこの福田赳夫さんな訳ですが、ここまで庶民感覚がない人が国会議員になっているとは…と言う感じ。
当選は4回でまだ閣僚未経験ですが、既に党総務会長を歴任。
現在は、筆頭副幹事長と言う要職についている方。
普段、仕事さえしっかりとしてくれて、国民を良い方向に向けてくれるならば、別に2世だろうが3世であろうが…と思っているけれど、やっぱり世襲議員は、世の中が読めないんだろうか…とすら思ってしまう。
いや、ちゃんと仕事をしてくれている世襲議員もいらっしゃるんだろうけれど。
まぁ、空気が読めなくても、地震で大変な中でもこうした内輪もめに精を出すような方々が議員を務めているのが、今の日本だし、選挙の結果。
やっぱり選挙って大事。
自民党だから…とかだけではなく、しっかりと人を見る目。
それを国民1人1人が身につける日は、いつになったら来るんだろう…