また,映画について下手な感想文を書くことにしました。とりあえずたわいのない物語から。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

監督:堤幸彦

キャスト:

松田翔太(鈴木)

前田敦子(成岡繭子(マユ))

木村文乃(石丸美弥子)

森田甘路

 

**************************************

松田翔太と前田敦子の共演で,乾くるみの人気小説を映画化。原作は,最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び,発表から10年以上を経て130万部を超えるベストセラーになった話題作。映画は,1980年代後半の静岡を舞台に,奥手で恋愛経験のない大学生・鈴木が,合コンで知り合った女性マユとの日々を通して変化していく姿を描く「Side-A」,就職先の会社で東京本社に転勤することになった鈴木がマユを置いて上京し,本社の同僚・美弥子との出会いで心が揺れる「Side-B」という2つの物語が並行しながら,原作とは異なるエンディングを迎える。監督は「SPEC」「TRICK」シリーズの堤幸彦。(「映画.com」より)

**************************************

 ストーリーの大筋は上の「映画.com」に紹介されている通りのたわいない恋愛映画なのだが,全編110分のうちのラスト10~15分辺りからの展開がドンデン返しになっていて,それがこの映画の唯一のキモである。アイデア一発勝負の映画で,ラストの展開に至るまでの若者のよくあるラブストーリーについていくだけの忍耐力が試される作品だろう。

 映画の冒頭で「お願い」と書かれた以下のような注意書きが出てくるので,その“秘密”が何かを楽しみにして観るのがオススメ。

 

「本作には大きな“秘密”が隠されています。劇場を出られましたら,これから映画をご覧になる方のためにどうか秘密を明かさないでくださいネ。(映画『イニシエーション・ラブ』制作者一同)」

 

 それにしても,映画の時代設定はバブル全盛期の1987年で,エンディングのクレジットに伴って映画に登場する当時のアイテムの紹介があるのだが,カセットテープや黒電話,テレホンカードあたりまでは分かるものの,ブーツ型ジョッキだのJOGだのC-C-BだのニューアレンジステップリーゼントだのDCブランド…って,ほぼ「?」で個人的には30代も半ばを過ぎているのに人生の挫折感を味わって浮世離れしていた頃を思い出させられる映画であった。