東急田園都市線 大井町線 始発から通常運転 乗客から安どの声

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田園都市線 大井町線 始発から通常運転 乗客からは安どの声 東急電鉄 | NHKニュース | 鉄道、東京都、神奈川県 配信より

 

神奈川県川崎市にある駅で5日、列車どうしが衝突する事故が起きた東急田園都市線は、6日夜、運転を再開し、7日は始発から通常どおり運転しています。

 

東急田園都市線では5日夜、川崎市高津区にある梶が谷駅の構内で渋谷行きの列車と停車中の回送列車が衝突し、回送列車の一部が脱線しました。

 

この事故の影響で、田園都市線と大井町線は、5日と6日の2日間で合わせて1107本が運休し、およそ65万人に影響が出ましたが、いずれも6日夜、運転を再開し、7日は始発から通常どおり運転しています。

 

一方、国の運輸安全委員会は6日、事故調査官を現地に派遣し、詳しい調査を始めました。

東急電鉄によりますと、当時、回送列車は本線に隣接する留置線と呼ばれる線路上で停車していましたが、最後尾の車両が本線側にはみ出していたため、渋谷行きの列車と衝突したとみられるということです。

 

田園都市線には列車どうしの衝突を防ぐため、「ATC」=自動列車制御装置が導入されていて、装置の作動状況を中心に事故の原因を詳しく調べています。

 

梶が谷駅で利用客から安どの声

東急田園都市線の運転再開を受け、構内で事故があった川崎市高津区の梶が谷駅では7日朝、利用客から安どの声が聞かれました。

 

ふだんから通勤で利用しているという30代 会社員男性
「きのうは隣の溝の口駅まで歩いたり、自転車を使ったりしました。再開はありがたいです」

 

60代 会社員男性
「利用者の多い路線なので運休が解消してよかったが、事故でけが人が出なかったことが一番です」

 

60代 女性
「きのうは職場へ行くのにいつもの3倍時間がかかりましたが、再開に向け関係者が頑張ってくれたと思う。今後の改善につながるよう期待したいです」

二子玉川駅で通勤客の姿

一方、事故の影響で5日から6日夜遅くまで運転の見合わせが続いていた東京 世田谷区の東急田園都市線、二子玉川駅でも7日朝早くから、通勤に向かう人たちの姿が見られました。

 

江東区の豊洲方面へ向かっていた50代 会社員男性
「朝起きてすぐ情報を確認し、通常どおり動いていると知って安心しました。きのうの帰宅時は振替輸送の電車がかなり混雑していたので、きょうも覚悟して、いつもより20分ほど早く来ました」

 

二子玉川駅で降りた30代 介護職員男性
「ふだんは通勤に30分もかかりませんが、きのうは1時間半近くかかりました。事故の調査に時間がかかったと思います」

 

50代 パート女性
「きょうの運転再開は無理だと思っていたので安心しました。きのうは行きも帰りも30分ほどかけて歩きましたが、みんな同じ方向に向かって混乱することもなく歩いていました」

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