オランダ人捕虜遺族 被爆者と「長崎の鐘」鳴らし平和実現願う
NHK 長崎県のニュース 配信より
オランダ人捕虜遺族 被爆者と「長崎の鐘」鳴らし平和実現願う|NHK 長崎県のニュース 配信より
太平洋戦争中、長崎市にあった外国人捕虜収容所に捕らえられていたオランダ人捕虜の遺族が12日、長崎市の平和公園を訪れ、地元の被爆者たちとともに「長崎の鐘」を鳴らして平和の実現を願いました。
長崎市香焼町にあった「福岡俘虜収容所第2分所」には太平洋戦争中に捕虜となったオランダやイギリス、それにアメリカなどの兵士が収容され事故や病気で73人が亡くなったとされています。
長崎市では、13日、こうした犠牲者の追悼式が行われることになっていて、これにあわせて日本を訪れたオランダ人捕虜の遺族などおよそ40人が、12日、市内の平和公園を訪れました。
そして、長崎の被爆者やその子孫などと一緒に公園にある「長崎の鐘」を鳴らし、平和の実現を願っていました。
父親が元捕虜で、これまで何度も長崎を訪れているアンドレ・スクラムさん(77)は「今回、初めて息子と一緒に来ました。次の世代と来ることはとても重要なことでかつては敵だった日本とオランダの人々がともに行動すべきだというメッセージを広げたい」と話していました。
また、一緒に鐘を鳴らした被爆2世の井原和洋さん(67)は、「戦時下の加害の歴史も忘れず、子孫たちが平和な世界をつくれるよう協力するきっかけにしたい」と話していました。
私のコメント : 令和7年9月14日、太平洋戦争中、旧日本軍が外国人兵士を収容した長崎市香焼町の「福岡俘虜収容所第2分所」跡地で9月13日、犠牲者を追悼する式典が行われた。
令和7年9月14日、長崎市にあった捕虜収容所で亡くなった人たちを追悼する式典が収容所の跡地で行われ、捕虜だった人たちの遺族と地元の人たちが祈りをささげました。捕虜となったオランダやイギリスなどの兵士が収容され、事故や病気によって73人が亡くなったとされています。
父親が捕虜だったアンドレ・スクラムさん(77)は10年前に長崎の被爆者団体などの呼びかけによって慰霊碑が建てられたことに触れ、「この碑は犠牲者を追悼するだけでなく、和解の象徴だ」と述べ、戦後、日本との交流が続いていることに感謝の気持ちを示しました。
慰霊碑の維持管理委員会の事務局長を務めている井原和洋さん(67)は、「こうした交流をひとつずつ積み重ねていくことが大切だと改めて感じた。次の世代も交流を続けていってほしい」と話していました。
〇 帝国の虜囚――日本軍捕虜収容所の現実
みすず書房
〇 ネルと子供たちにキスを―日本の捕虜収容所から
エヴェルト・ウィレム リンダイヤ/みすず書房
〇 「慰安婦」強制連行: 史料オランダ軍法会議資料×ルポ私は“日本鬼子”の子
梶村 太一郎/金曜日
〇 折られた花: 日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声
マルゲリート・ハーマー/新教出版社
〇 オランダ人慰安婦ジャンの物語
ジャン ラフ=オハーン/木犀社
〇 アーネストの長い3年: 8歳で日本軍捕虜となったオランダ少年 (講談社文庫 ひ 29-1)
アーネスト ヒレン/講談社
〇 日蘭交流史その人・物・情報
片桐 一男/思文閣出版
〇 平戸オランダ商館日記: 近世外交の確立 (講談社学術文庫 1431)
永積 洋子/講談社
〇 「鎖国」を見直す (シリーズ国際交流 1)
永積 洋子/山川出版社
〇 平戸オランダ商館の日記 第一輯
岩波書店
〇 福沢諭吉の横顔 (Keio UP選書)
西川 俊作/慶應義塾大学出版会
〇 歴史のなかの江戸時代
速水 融/藤原書店
〇 朱印船 (日本歴史叢書 新装版)
永積 洋子,日本歴史学会/吉川弘文館
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