日韓首脳会談、東京で23日軸に調整 李大統領が初訪日

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日韓首脳会談、東京で23日軸に調整 李大統領が初訪日 [石破政権]:朝日新聞

配信より

 

首脳会談を前に握手する石破茂首相(左)と韓国の李在明大統領=2025年6月17日午後3時30分、カナダ西部カナナスキス、代表撮影

 

 韓国の李在明(イジェミョン)大統領が8月下旬に初来日し、

 

石破茂首相との日韓首脳会談を東京で行う方向で調整に入ったことが8日、わかった。

 

首脳会談は23日を軸に調整している。韓国メディアによると、

 

李氏は25日にワシントンで米韓首脳会談を最終調整しており、

 

訪米前に日本を訪問し、対日重視の姿勢を示す狙いとみられる。

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聞いてなかったF35垂直着陸訓練 緊急時等の「等」で説明済み?
 

吉田啓

 

聞いてなかったF35垂直着陸訓練 緊急時等の「等」で説明済み? [宮崎県]:朝日新聞 配信より

新富町の住民にF35B垂直着陸訓練の予定について説明する防衛省の下幸蔵企画官=2025年4月10日、宮崎県新富町新田

写真・図版

 

 【宮崎】

 

航空自衛隊新田原基地(新富町)に今年度から配備されるステルス戦闘機F35Bの垂直着陸訓練についての住民説明会が10日、始まった。

 

以前の説明とは異なる訓練の実施予定に、住民たちは防衛省への不信を訴えた。

 

 新富町民への説明会は九州防衛局が13日までに計6回予定。

 

初日の会場の上新田学園講堂(新富町)には三十数人の住民が集まった。

 

 防衛省防衛計画課の下幸蔵企画官が、垂直着陸の際には騒音が約2分間続くこと

 

▽新田原基地では今年度に月平均約30回、2029年度は同約100回の垂直着陸訓練が検討されており、夜間訓練も含まれること

 

馬毛島基地(鹿児島県西之表市)の整備が終わった後も同約80回の訓練が続くこと

 

▽新田原基地に配備される機体数が31年頃には現在の1.5倍になり、訓練回数も増える見通しであることなどを説明した。

 

 防衛省は21年に説明した際には、F35Bの新田原基地での訓練について「平素は通常離陸を行い、緊急時等を除き通常は垂直着陸は行わない方針」「馬毛島基地の運用開始に最低限必要な部分の整備が整った以降は、同基地において垂直着陸訓練を行う」としていた。

 

 住民からは「なぜ最初から(新田原基地で垂直着陸訓練があると)しなかったのか。なぜ今になって言い始めたのか」といった疑問が投げかけられた。

 

 また、馬毛島基地整備と新田原基地へのF35B配備の計画を時系列で考えれば「防衛省は新田原基地で垂直着陸訓練をやるということを知っていたはず」「そういう計画があったのに、ずっと隠してきたのではないか」という指摘もあった。

 

 下企画官は、21年の説明の「緊急時等」の「等」の中に、パイロットがF35Bの操縦を習得し、技量を維持していくために最低限の「緊急時に安全に着陸するための垂直着陸訓練」などが含まれているとしていた。当時は具体的な回数を示していなかったので、今回示したと述べた。

 

 そのうえで「ご指摘を真摯(しんし)に受け止めて、何が出来るのかということをしっかり考えさせていただきたい」と話した。

 

 説明会に参加した町内の造園業の男性(55)は「防衛省は計画をころころ変えて、どういった経緯でいまの訓練計画に至ったのか、今日の説明ではまったく見えてこない」「最初から垂直着陸訓練を新田原でやる予定だったのではないかという、防衛省への不信感は拭えない」と話した。

 

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爆音2分続く戦闘機訓練、やらないはずが一転 防衛省の説明変遷
 

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矢島大輔 吉田啓

 

爆音2分続く戦闘機訓練、やらないはずが一転 防衛省の説明変遷 [宮崎県]:朝日新聞 配信より

 

岩国基地の滑走路に垂直着陸する米海兵隊のF35B戦闘機=2020年5月13日、山口県岩国市、具志堅直撮影

 

 航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)に配備予定の戦闘機F35Bを巡り、地元の反発が強まっている。これまで「新田原ではしない」と説明されてきた訓練の実施方針が伝えられ、中谷元防衛相が謝罪する事態に。何が起きているのか――。

 

 今年4月、新富町の区長を集めた九州防衛局の説明会で区長の1人、高正静夫さん(76)は防衛省の説明に耳を疑った。今年度中に8機が配備されるF35Bについて、垂直着陸訓練の実施が盛り込まれていたからだ。

 

 防衛省の説明によると、F35Bの垂直着陸は着地地点の約2キロ手前、高度100メートルの位置から降下し、所要時間は滑走路上でのホバリングを含めて約2分。通常着陸の約24秒に比べて5倍の長さだ。さらに騒音値は、通常着陸がパチンコ店内に例えられる最大92デシベル程度に対し、垂直着陸は最大130デシベルが推定される。

新田原基地の地図

 いま配備されているF15の訓練では、繰り返される轟音(ごうおん)にテレビの音声が遮られ、電話の会話は中断を強いられる。基地周辺の住民がそう訴えた騒音被害は、2024年夏に福岡高裁宮崎支部が一審に続いて国に賠償を命じ、確定した。

 

 新富町に生まれ育ち、基地から約2キロの地区に住む高正さんも「今でも耐え難く、特に夜間訓練には心を乱される。さらに2分間も続く爆音に耐えろというのか。私たちは穏やかな暮らしを望んでいるのに」と憤る。

「など」に訓練が含まれる?

 住民らが垂直着陸訓練を拒むのは騒音だけが理由ではない。大きな要因が、F35B配備をめぐる防衛省の説明の変遷だ。