JR美祢線、BRT復旧で合意 事実上の廃線に【山陽小野田】

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JR美祢線、BRT復旧で合意 事実上の廃線に【山陽小野田】(宇部日報) - Yahoo!ニュース 配信より

 

宇部日報

美祢線の復旧について協議する藤田市長(右)ら(県庁で)

 

2年前の大雨災害により全線運休となっているJR美祢線を巡り、

 

村岡嗣政知事と沿線3市の藤田剛二山陽小野田市長、篠田洋司美祢市長、江原達也長門市長は7日、バス高速輸送システム(BRT)による復旧を目指していくことで合意した。

 

同線は事実上の廃線となる。    

 

復旧については、JR西日本が路線の一部をバス専用道路にして運行するBRTを提案したことを受け、同線利用促進協議会(会長・篠田美祢市長)の復旧検討部会が、鉄道、路線バスを含めた3案で検討を進め、先月に山陽小野田市で開かれた同協議会臨時総会で、BRTへの転換を基軸に協議を進めていく方針を固めていた。    

 

村岡知事と3市長は、県庁で協議し、BRTによる復旧が最善であるという意見で一致した。

 

今後は県、3市、JR西、利用者代表らによる法定協議会を立ち上げ、

 

ルートや専用道の整備、費用負担などを議論していくという。    

 

協議後、

 

村岡知事は報道陣に対して

 

「被災した鉄道は事業者が鉄道で復旧するのが原則だと述べてきた。一方で、復旧には10年かかる。沿線の住民が不便な移動を余儀なくされている状況を解消するには、現実的にBRTという選択がベストと考えた」

 

と説明した。    

 

藤田市長は

 

「100年の歴史がある美祢線に深い愛着を持っている市民は多いだろう。

 

厚狭駅での新幹線との連携が図れるよう努力し、

 

利便性の向上を感じてもらえるよう、行政としての役割を果たしていきたい」

 

と話した。

 

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