カムチャツカ半島付近で大地震「1952年にもマグニチュード9.0の地震が発生」山陰への影響は?
山陰放送配信より
カムチャツカ半島付近で大地震「1952年にもマグニチュード9.0の地震が発生」山陰への影響は?(BSS山陰放送) - Yahoo!ニュース 配信より


日本時間の30日午前8時25分ごろ、ロシア極東のカムチャツカ半島沖を震源とする大規模な地震がありました。
震源の深さは20.7キロ、地震の規模を示すマグニチュードは8.8と推定されています。
今回のカムチャツカ半島付近での大地震、山陰地方への影響はあるのでしょうか。
専門家に話を聞きました。
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そもそも、カムチャツカ半島とはどういった場所になるのでしょうか?
島根大学 総合理工学部 向吉秀樹 准教授
「カムチャツカ沖も海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む場所になっていて、2011年の東北地方と同様の海溝型地震が発生する場所になっています。 同じようにカムチャッカ半島で1952年にもマグニチュード9.0の地震が発生していて、地震が起きやすい場所にはなっています。」
今回のカムチャツカ半島付近での大地震、山陰地方への影響はあるのでしょうか?
島根大学 総合理工学部 向吉秀樹 准教授
「今回地震が発生した場所というのが山陰から1000キロ以上離れておりまして、それから今回地震が発生した場所は、太平洋プレートが北米プレートに沈み込む場所になっています。山陰地方はユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込む場所になっていて、沈み込むプレートそれからその上に乗っている大陸のプレートも異なっているので、今回の地震が直接山陰地方に影響を及ぼす可能性というのは低いと考えられます。 カムチャツカ周辺では、今後、力のバランスが崩れることによって、地震が発生する可能性は高いんですけれども、それが山陰地方に影響する、山陰地方で似たような地震が発生するという可能性は低いと考えられます。」
カムチャツカ半島付近で起きた大地震による直接的な影響は考えにくいものの、
引き続き日頃の備えを大切にしてほしいといいます。
島根大学 総合理工学部 向吉秀樹 准教授
「山陰地方は元々、今後30年以内にマグニチュード6.8以上の地震が起こる確率が40%と言われています。この確率は変わりませんので、引き続き地震対する備えをしていただくのが良いと思います。」
山陰放送
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