自民保守系 安倍政権下の6年前から得票47.5%減 岩盤支持層離反が鮮明 参院比例
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自民保守系 安倍政権下の6年前から得票47.5%減 岩盤支持層離反が鮮明 参院比例(産経新聞) - Yahoo!ニュース
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自民党開票センターで報道各社の取材に応じる石破茂首相=20日午後、党本部(春名中撮影)
20日投開票の参院選の全議席が確定し、
比例代表では自民党の保守系候補の落選が相次いだ。
単純比較はできないが、主な保守系候補7人の得票の合計を
安倍晋三政権下で行われた
6年前の参院選と比べると、47.5%の63万票が失われていた。
自民の岩盤支持層とされる保守の離反が鮮明となった。
「ご支援やご声援を頂いた全ての方にお詫びとお礼を申し上げます。
この敗北は全て私の責任です」
比例代表で落選した「ヒゲの隊長」の愛称で知られる
佐藤正久幹事長代理は21日、
自身のX(旧ツイッター)にこう記した。
保守系候補としては佐藤氏のほか、
有村治子元女性活躍担当相、
山東昭子元参院議長、
保守系グループ「保守団結の会」で代表世話人の赤池誠章氏、
和田政宗参院内閣委員長の5人が6年前の参院選に続き出馬し、
有村氏のみが当選。
旧安倍派に所属し、
保守の論客として知られる
杉田水脈、
長尾敬両元衆院議員
も落選した。
7人の合計得票は開票率99%の段階で約69万票だった。
6年前の参院選では佐藤氏ら5人に旧安倍派で
保守系の北村経夫、衛藤晟一両氏を加えた7人の得票が132万票を超えていた。
産経新聞の集計では今回47.5%にあたる約63万票が減ったことになる。
LGBTなど性的少数者への理解増進法の成立などの影響で
自民からの
「岩盤保守層」の離反が指摘されてきたが、
選挙結果にも現れた形だ。
一方、自民内の保守の影響力低下により、
選択的夫婦別姓などの政策が
進んでいく可能性もささやかれている。
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