【山口県】[参院選]どうなる「政権選択」 あさって投票・期日前投票順調
日刊新周南配信より
【山口県】[参院選]どうなる「政権選択」 あさって投票・期日前投票順調(日刊新周南) - Yahoo!ニュース 配信より
衆院で少数与党にとどまる石破政権が参院でも過半数割れとなるのか―「政権選択」が問われる参院選は20日(日)に投開票される。5候補が立つ山口選挙区(改選数1)の周南地域での動きや、期日前投票の状況を追った。(山上達也)
北村候補 裏金、旧統一教会に言及なし
自由民主党現職の北村つねお候補(70)は報道各社の世論調査で優勢が伝えられるが、初めて30万票台を下回る可能性がある。 総決起大会は周南市文化会館で800人▽下松市のスターピアくだまつで900人▽光市のホテル松原屋で650人を集めた。 北村候補は政治資金収支報告書不記載問題(裏金問題)や旧統一教会との関わりが指摘されるが、各演説会では候補本人も応援弁士もこの問題に言及したケースはない。
やまさき候補 「2番手」の分析浮上
参政党新人のやまさき珠江候補(47)は、報道各社の世論調査で急速に支持が拡大しているとされ、一部では「2番手」と分析する報道機関もあり、他陣営を驚かせている。 一方、少なくとも周南地域では同党の大きな動きは見られず、街頭演説に集まる支持者も多くない。しかし周南地域でも一定の得票が出れば、県議選や市議選に候補擁立が浮上する可能性があり、選挙区、比例代表双方の同党の票の出方に関心が集まっている。
奥野候補 潜在的な支持層はどこまで
NHK党新人の奥野信治候補(47)は、公示日に県庁で立候補の手続きを自らして、県庁前で報道機関の取材に応じた後は、自宅がある東京に帰った。以後も山口県で活動はしていない。 選挙事務所は置かず後援会長や選対本部長もおらず、宣伝カーもない。ポスター掲示は周南地域でも党ボランティアが展開しているものの、終盤戦になっても未掲示のところが多い。潜在的な支持がどこまで現れるかが注目される。
とくら候補 県中部、西部の支持拡大へ
無所属新人のとくらたかこ候補(66)は、県議を3期務めた周南市で一定の支持が見られ、選対本部長を務める平岡秀夫衆院議員の選挙区の山口2区でも、平岡後援会を軸に浸透が進んでいる。しかし県中部の1区、県西部の3区では知名度が低く、投票日までにどこまで支持拡大が進むかにかかっている。 党公認ではないため党幹部の来援はないものの、終盤戦では周南市での総決起大会に鳩山由紀夫元首相が来援して勢いをつけた。
せきたに候補 榛葉幹事長が手厚く支援
国民民主党新人のせきたに拓馬候補(35)は連合山口が支持。同党の榛葉賀津也幹事長が告示前日に周南市の徳山駅前を訪れ、公示後も山口市の新山口駅前に来援しており、低い知名度をカバーしようと奮闘している。 周南3市でポスター掲示が他候補より遅れたのは意外だったが、積極的な街頭演説で候補の訴えと若さ、クリーンな人柄を浸透させている。教員出身の経歴から教育改革に演説の大半を割いているのも特徴だ。
期日前投票 3市とも投票率は前回比増
県選管が13日時点でまとめた期日前投票の投票者は3市とも3年前の前回より増え、各市の投票率は県平均を上回っている。前回の山口選挙区の投票率47.39%からの動きが注目される。
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