私立大学の学部・学科新設、文科省が審査基準を厳格化へ…少子化加速で安易な設置防止狙う
読売新聞オンライン配信より
私立大学の学部・学科新設、文科省が審査基準を厳格化へ…少子化加速で安易な設置防止狙う(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース 配信より

文部科学省は21日、私立大学が学部や学科を新設する際の審査基準を厳格化する方針を固めた。
現在は、学生数を収容定員で割った「定員充足率」が
5割以下の学部が一つでもあれば新設を認めていないが、
これを7割以下に引き上げる。
文科省は近く有識者会議に提起し、早ければ2029年度の設置に向けた審査から適用する考えだ。
少子化が加速する中、安易な学部・学科の新設を防ぐことが狙い。
日本私立学校振興・共済事業団が私大598校を対象に24年度入試を調査した結果、
入学定員充足率が5割未満は43校(7%)で、7割未満は113校(19%)だった。
文科省の推計によると、大学進学者数は26年の63万人をピークに減少に転じる見込みで、
40年に45万人、50年には42万人にまで減る。
中央教育審議会が今年2月にまとめた答申は、大学の規模適正化のため、
定員削減や撤退の支援、学部・学科新設の審査厳格化などを求めていた。
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