〔米株式〕NYダウ大幅反落、1004ドル安=ナスダックも安い(10日午前)

時事通信 配信より

 

〔米株式〕NYダウ大幅反落、1004ドル安=ナスダックも安い(10日午前)(時事通信) - Yahoo!ニュース 配信より

 

 【ニューヨーク時事】10日午前のニューヨーク株式相場は、

 

米中の貿易戦争激化に対する警戒感が根強い中、大幅反落している。

 

優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比で一時1000ドルを超えた。

 

午前10時11分現在は、ダウ平均が前日比1004.00ドル安の3万9604.45ドル、

 

ハイテク株中心のナスダック総合指数が645.97ポイント安の1万6479.00。  

 

トランプ米大統領は9日午後、同日発動したばかりの相互関税について、

 

貿易相手国ごとに設定した上乗せ分を90日間停止すると表明した。

 

市場に安堵(あんど)感が広がり、相場は急反発。

 

ダウ平均は過去最大の上げ幅を記録した。  

 

しかし、トランプ氏は中国にかける関税は猶予しないとし、税率を計104%から125%へさらに引き上げた。

 

欧州連合(EU)は対米報復措置の発動保留を決めており、米中2国間の貿易戦争に発展した形。

 

中国は10日、予定通り米国からの全輸入品に84%の追加関税の適用を開始。

 

追加の報復措置も検討しているもようで、市場の動揺は続いている。  

 

一方、朝方発表された米経済指標は、インフレの落ち着きと労働市場の軟化を示唆する内容。

 

3月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.4%と、前月の2.8%から鈍化し、

 

最新週の新規失業保険申請は22万3000件と前週から4000件増加した。

 

これを受け、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの観測も出ている。

 

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