石破首相 来週中にもトランプ大統領と電話会談へ調整する意向
石破首相 来週中にもトランプ大統領と電話会談へ調整する意向 | NHK | トランプ大統領 配信より
アメリカのトランプ政権による関税措置を受けて、石破総理大臣は、来週中にもトランプ大統領と電話会談ができないか調整する意向を示しました。一方、対抗措置として報復関税を課すことには否定的な考えを示しました。
石破総理大臣は4日、与野党の党首会談で、アメリカに対し今回の関税措置の見直しを強く求めていくとともに、トランプ大統領との電話会談を模索する考えを示しました。
これについて石破総理大臣は5日、読売テレビの番組「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」で「来週のうちには電話会談をやりたい。アメリカの製造業を復活させそこで働く人を増やすことに日本がどんなにプラスになるのかを理屈で話をしなければならない」と述べ、来週中にも電話会談ができないか調整する意向を示しました。
また、今後のアメリカとの交渉については「小出しにせずパッケージで持っていかないと心を打たない。LNG=液化天然ガスや自動車、農業、あるいは安全保障の話もかんでくるかもしれない」と述べました。
さらに、アメリカからの輸入品に報復関税を課す考えはあるかと問われると「『報復関税だ』と言って世界経済は一体どうなるのか。日本の利益を考えれば報復関税よりも日本はアメリカに対する最大の投資国であり、投資もせず雇用も作っていない国とは違うという話をしていく」と述べ、否定的な考えを示しました。
一方、物価高対策として消費税率の引き下げを夏の参議院選挙の公約に盛り込む考えがあるかと質問されたのに対し、「あらゆることは当然考えるが消費税を減税したら社会保障の財源をどうするのかという話に必ずなる。代わりの財源をどうするのかセットで示さないと責任を果たしたことにならない」と述べました。
石破首相“ただ 日本だけ例外に、と言ってもしかたがない”

また石破総理大臣は5日、訪問先の大阪市で記者団に対し「電話会談はお互いに時間の合う時にやりたい。早ければ来週のうちということになる」と述べました。
そのうえで「ただ話せばいいということではなく、トランプ大統領が提起したいろいろな問題にわが国としてどう応えるかきちんと準備をする。『頼むから日本だけ例外にしてください』と言ってもしかたがない」と述べ、電話会談では、提起された課題に日本がどう応えるかを説明する意向を示しました。
また、交渉に臨むにあたっては「日本の案をパッケージで示したい。それなりの時間はかかるがやるからには成功させる」と述べました。
立民 野田代表「早く電話会談行い直接再考求めるべき」

アメリカの関税措置をめぐり立憲民主党の野田代表は、石破総理大臣は早くトランプ大統領と電話会談を行って直接、再考を求めるべきだという考えを示しました。
アメリカのトランプ政権による関税措置を受け、石破総理大臣は早ければ来週中にもトランプ大統領と電話会談を行いたいという考えを示しました。
これについて、立憲民主党の野田代表は山口市で記者団に対し「早くやってほしい。少なくとも自動車に対する関税は日米貿易協定違反だと明確に言うのに加え、再考を求めるスタンスが必要だ」と述べました。
そのうえで「後半国会の最大のテーマはこの関税政策にどう立ち向かっていくかになると思うので、予算委員会の集中審議は当然必要になってくる。今月中にでもやるべきだ」と指摘しました。
さらに「日米貿易協定の当時、厳しい交渉を行ったタフなネゴシエーターは茂木氏だ。石破総理との関係はよくわからないが、力を貸してもらい挙党態勢を組むべきだ。野党の力を借りようとする前に、自分の党の力を総動員すべきではないか」と述べました。
このほか、政治とカネの問題をめぐり、いまの国会の会期内に自民党の旧安倍派幹部のうち少なくとも塩谷元文部科学大臣と下村元政務調査会長の参考人招致は実現するべきだという考えを示しました。
〇 経済学とファイナンス
浅子 和美,西川 俊作/東洋経済新報社
〇 福沢諭吉の横顔 (Keio UP選書)
西川 俊作/慶應義塾大学出版会
〇 計量経済学のすすめ (1970年) (エコノミスト・シリーズ)
西川 俊作/毎日新聞社
〇 日本の貿易変動と非関税障壁
井尻 直彦/文眞堂
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トランプ関税には「タフ・ネゴシエーター茂木さんを」 立憲・野田氏
2025年4月5日 17時51分 朝日新聞 配信より
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立憲民主党の会合で講演をする野田佳彦代表
=2025年4月5日午後1時23分、山口市、大久保貴裕撮影
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立憲民主党・野田佳彦代表(発言録)
(トランプ米大統領が相互関税や自動車関税の措置を打ち出したことについて)僭越(せんえつ)な言い方だが、(自民党は)挙党態勢を組んだ方がいい。
(2020年に発効した)日米貿易協定で極めて厳しい交渉をやった「タフ・ネゴシエーター」は茂木(敏充)さんじゃないか。(石破茂)首相とのいまの関係はよく分からないが、そういう人にもいろいろと力を貸してもらうことだ。
「挙党態勢」があって、その後に「挙国態勢」じゃないか。野党の力を借りようとする前に、自分の党の力を総動員すべきではないかと思う。
(山口市で記者団の取材に)
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私のコメント : 令和7年4月5日、山口県 山口市にて、記者団の取材に対して、立憲民主党・野田佳彦代表からは、「僭越な言い方だが、(自民党は)挙党態勢を組んだ方がいい。日米貿易協定で極めて厳しい交渉をやった「タフ・ネゴシエーター」は茂木(敏充)さんじゃないか。(石破茂)首相とのいまの関係はよく分からないが、そういう人にもいろいろと力を貸してもらうことだ。「挙党態勢」があって、その後に「挙国態勢」じゃないか。野党の力を借りようとする前に、自分の党の力を総動員すべきではないかと思う。」と述べられている。
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