島根 丸山知事が島根原発の安全対策強化を国に要請

03月28日 18時27分

https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20250328/4030021428.html

島根県の丸山知事は、28日、経済産業省を訪問し、

去年(令和6年)再稼働した、

中国電力島根原子力発電所2号機について、

事故が起きた際、住民が円滑に避難できるよう、

道路整備などの支援を拡充するよう求めました。

丸山知事は、28日、島根原発2号機が、去年、

およそ13年をへて再稼働するなか、

経済産業省を訪れ、加藤明良政務官に要請書を手渡しました。

要請書には、原発事故が起きた際住民が円滑に避難できるよう

道路整備などの支援を拡充することや、

原発関連業務に従事する自治体の職員の人件費について

国が負担するよう求めています。

要請を受けた加藤政務官は、

「関係する省庁と連携しながら前向きに検討したい。

地域の安心と安全に寄与したい」

と述べました。

これに先立ち、丸山知事は、28日、

原子力規制委員会と内閣府も訪問し、

中国電力が島根原発2号機で工事を進めている

テロ対策施設の厳格な検査など安全対策の強化を求めました。

要請を終えた丸山知事は、

「政府が必要なコストとして認識し、

財政措置をしてもらうことが大事だ。

今後も必要性を強く伝えていきたい」

と話しています。