山口県萩市長選挙、3人が立候補…市民病院と民間病院の経営を統合「中核病院形成構想」など争点に舌戦

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山口県萩市長選挙、3人が立候補…市民病院と民間病院の経営を統合「中核病院形成構想」など争点に舌戦(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース 配信より

 

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 山口県萩市長選は9日告示され、無所属の前市長・藤道健二氏(65)(自民推薦)、再選を目指す無所属の現職・田中文夫氏(76)、諸派で新人の政治団体員・佐々木信夫氏(86)の3人が立候補を届け出た。 【写真】立候補者

 3氏は、市民病院と民間病院の経営を統合して持続可能な地域医療体制を整備する「中核病院形成構想」などを争点に舌戦を繰り広げている。

 投票は16日午前7時~午後7時(一部繰り上げ)、市内31か所で行われ、午後8時半から市民体育館で開票される。

 選挙人名簿登録者数は8日現在、3万6943人。

藤道健二候補「暮らしの豊かさ実現する」

 藤道候補は市中心部で出陣式に臨んだ。式には県議、市議らが駆けつけ、林芳正官房長官も応援ビデオで登場。藤道候補は「暮らしの豊かさを実感できる萩を実現するために選挙戦を勝ち抜き、このまちの主導権を取り戻す」と意気込んだ。

 今回の選挙を「市が10年、20年、50年先にどうなるかを決める選挙」と位置づけ、「市民病院と都志見病院を統合して中核病院にする構想や小郡萩道路と山陰道の道路事業を前に進める」などと主張。「国や県と連携して政策を打ち、透明性の高い市政で萩を変えていく」と訴えた。

田中文夫候補「子育て日本一の市にする」

 田中候補は市中心部の事務所前で出陣式を行い、「(1期目に)まいた様々な種が今育っている。次の4年間で大きな幹にしたい」と第一声を上げた。式には実兄の河村建夫・元官房長官や市議らが駆け付けた。

 人口減少対策として子育て支援の充実を強調。「教育費がかかりすぎるという声がある。幼稚園、保育園の給食費、保育料を無償化し、子育て日本一の市にする」と訴えた。旧郡部の買い物支援についても触れ、「子どもからお年寄りまで全ての人が萩に住んで良かったと思えるようにする」と声を張り上げた。

佐々木信夫候補「財政圧迫」危機感訴え

 佐々木候補は松陰神社の境内前で第一声。「躍動する萩に導けるかどうか岐路に立った歴史的な選挙。このままでは財政が圧迫されて必要な事業ができなくなり、ゴーストタウンに向かう」と危機感を訴えた。

 中核病院形成構想を最大の争点に位置づけ、「多額の建設費がかかり他の事業ができなくなる。市が赤字を埋め合わせる大きな税金の無駄遣い」と批判し、構想の白紙撤回を主張した。また、自民党員である他の2候補と比べ、自身を「第3の候補」と強調。野党支持者や無党派層の受け皿になることをアピールした。

 

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私のコメント :  令和7年3月11日、山口県萩市長選は3月9日告示され、無所属の前市長・藤道健二氏(65)(自民推薦)、再選を目指す無所属の現職・田中文夫氏(76)、諸派で新人の政治団体員・佐々木信夫氏(86)の3人が立候補を届け出た。