KRY山口放送
「幻のみかん」と呼ばれるクネンボの植栽式が8日、萩市で行われました。 植栽式は、萩市の熊谷家住宅で行われ、関係者や地域の人たちが集まりました。 クネンボは、江戸時代には萩で多く育てられ、幕末の思想家=吉田松陰も大好物だったと伝えられる柑橘ですが、その後、夏みかんなどの登場で、育てられなくなり、いまでは「幻のみかん」と呼ばれています。 植栽式は、萩市がクネンボのゆかりの地であることを広く知ってもらおうと、山口大学山口学研究センターが主催したもので、関係者らがおよそ1メートルの苗木を植えていきました。 クネンボを身近に感じてもらおうと、クネンボを使った砂糖菓子などの試食会も行われました。 (参加者は) 「おいしい、あまい。いまの時期によく合いますよ」 主催者では今後も萩博物館など、市内各所にクネンボを植えていくことにしています。
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