〔東京株式〕小動き=上値重く(6日後場中盤)
時事通信配信より
(13時55分)日経平均株価は、後場に入り3万7700円前後での小動きとなっている。トランプ米政権の関税一部免除などで投資家心理は改善しているものの、市場関係者からは「関税が結局どうなるかは分からず、上値を追うには材料不足」(銀行系証券)との声が聞かれた。 (後場寄り)後場の日経平均株価は、前日比300円61銭高の3万7718円85銭で始まった。前場の流れを引き継ぎ米国株高を好感し幅広い銘柄に買いが入る半面、半導体株の一角などが下落しもみ合う展開となっている。 (前引け)【プライム】前場の日経平均株価は、前日比307円78銭高の3万7726円02銭と上昇して終了した。トランプ米政権の関税一部免除で上昇した米国株式を好感。ウクライナ和平に絡み防衛関連株やドイツの債務抑制緩和方針で欧州関連株も買われた。東証株価指数(TOPIX)は、32.06ポイント高の2750.27。 80%の銘柄が値上がりし、18%が値下がりした。出来高は8億9387万株。売買代金は2兆3825億円。 業種別株価指数(33業種)はパルプ・紙、ガラス・土石製品、機械などが上昇。陸運業、海運業、倉庫・運輸関連業などが下落した。 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高は2億3109万株。 【グロース】グロースCore、グロース250はともに反発。 (10時05分)日経平均株価は3万7600円前後でのもみ合いとなっている。寄り付き後に一時前日比400円超まで上昇したものの、徐々に売り物に押された。米株高を受けて上昇したが「トランプ関税への不安は消えない」(中堅証券)ことや、為替が前日に比べやや円高水準にあることから上値の重い展開となっている。 (寄り付き)日経平均株価は、前日比236円71銭高の3万7654円95銭と続伸して始まった。トランプ米政権がカナダとメキシコに発動した関税に関し、自動車については1カ月免除すると表明。米主要株価指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、買いが優勢となっている。
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