日本製鉄社長 USスチール買収計画を出発点に大統領と協議へ

2025年2月25日 17時52分日本製鉄 USスチール

日本製鉄社長 USスチール買収計画を出発点に大統領と協議へ | NHK | 日本製鉄 USスチール　配信より

日本製鉄の今井正社長は、アメリカの「USスチール」の買収にあたって、子会社化する形の現在の買収計画を出発点としてトランプ大統領との協議に臨む考えを示しました。

一方、トランプ大統領はUSスチールの株式の過半数を保有することは認めない考えを示していて、今後の交渉でどう折り合いをつけていくかが焦点です。

この買収計画をめぐり、トランプ大統領は今月7日の日米首脳会談のあとの共同記者会見で、買収ではなく、多額の投資で合意したとして、日本製鉄の幹部と協議する考えを示した一方、9日にはUSスチールの株式の過半数を保有することは認めない考えを示しています。

これについて、

会社の今井社長は25日、報道各社の取材に応じ、

「出資と設備投資は切り離して考えることはできない。出資するからこそ大きな投資判断ができるので、その意味でUSスチールと合併の契約に至っている。アメリカ政府と協議を進めていくが、基本的な出発点は今の合併契約になると思う。そのうえでトランプ大統領に了承してもらうためにどういったことができるのか、話をする段階にある」

と述べ、子会社化する形の現在の買収計画を維持したうえで

大統領との協議に臨む考えを示しました。

また、大統領との会談の予定について、

「大統領が記者会見で1週間後にでも会うと発言したのは認識しているが、行政当局と協議を踏まえたうえでの話だと思うので、現時点では何も決まっていない」

と説明しました。

私のコメント　: 令和7年2月25日、日本製鉄　今井正社長は、アメリカの「USスチール」の買収にあたって、子会社化する形の現在の買収計画を出発点としてトランプ大統領との協議に臨む考えを示しました。

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