山梨県 埼玉の道路陥没を受け県管理の下水道管を緊急点検
山梨県 埼玉の道路陥没を受け県管理の下水道管を緊急点検|NHK 山梨県のニュース 配信より
埼玉県八潮市で起きた下水道管の破損が原因とみられる大規模な道路陥没を受けて、
長崎知事は県が管理する下水道管に異常がないか、30日から緊急点検に着手したことを明らかにしました。
陥没事故を受けて、国土交通省は全国の自治体に対し同じような規模の下水道管に腐食などが起きていないか
緊急点検をするよう指示を出し、対象となる下水道管がない自治体にも改めて点検を行ってほしいとしています。
県によりますと、県内に対象となる下水道管はないということですが、
長崎知事は31日の定例の記者会見で県が管理する下水道管およそ222キロ全体について、
30日から緊急点検に着手したことを明らかにしました。
点検は来週にかけて行われ、下水道管を埋設した道路の路面やマンホールの周辺を目視で確認するということで、
路面にひびが入るなど異常がみられた場合はさらに詳しい調査を行うことにしています。
長崎知事は「この機会にしっかり点検して安心できる状況を確保したい」と話していました。
【甲府市も緊急点検へ】
埼玉県での道路陥没事故を受け、甲府市上下水道局は、直径2メートル以上の下水道管の緊急点検を実施することを決めました。
国土交通省が求めている緊急点検の対象は、大規模な処理場につながっている、直径およそ2メートル以上の下水道管で、甲府市上下水道局によりますと、
市内には「大規模な処理場」がないため、対象となる下水道管はありませんが、事故の深刻さを考慮し、自主的に点検を行うということです。
具体的には、直径2メートル以上の下水道管、およそ6キロについて、有害物質がたまる恐れのある部分を重点的に点検するということで、甲府市上下水道局は、なるべく早く作業に着手したいとしています。