石川 能登地方で震度5弱

 地震

 

石川 能登地方で震度5弱 | NHK | 地震 配信より

 

26日午後10時47分ごろ、石川県で震度5弱の揺れを観測する強い地震がありました。この地震で多少の潮位の変化があるかもしれませんが津波の被害の心配はありません。

 

▽震度5弱の揺れを観測したのは石川県の輪島市と志賀町です。


羽咋市では震度5弱以上の揺れを観測したと考えられますが震度が入っていません。

また、▽震度4の揺れを
▼石川県の七尾市、珠洲市、加賀市、かほく市、津幡町宝達志水町、中能登町穴水町能登町で観測したほか
▼福井県の福井市と越前町、
▼富山県の富山市、高岡市、氷見市小矢部市、射水市で観測しました。

このほか震度3から1の揺れを東北や関東甲信越、東海、北陸、近畿、中国地方、それに四国の広い範囲で観測しています。

気象庁の観測によりますと震源地は石川県西方沖で、震源の深さは10km、地震の規模を示すマグニチュードは6.4と推定されています。

能登地方 午後11時半現在 被害なし 石川県

石川県によりますと能登地方の輪島市、珠洲市、七尾市、能登町、志賀町、穴水町の6つの市と町では26日午後11時半現在、地震による被害は入っていないということです。

県は1月の能登半島地震や9月の豪雨災害で被災地では地盤が緩んでいることから引き続き被害が出ていないか情報収集を続けるとしています。

石川で震度5弱は6月3日以来

石川県で震度5弱以上の揺れを観測したのは、ことし6月3日に石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.0の地震以来です。

このときは、▽輪島市と珠洲市で震度5強の揺れを、▽震度5弱の揺れを能登町で観測しました。

専門家「1月にずれ動いた断層とは別の西側の活断層で活動か」

今回の地震について地震や津波のメカニズムに詳しい東京大学地震研究所の佐竹健治名誉教授は「今回の地震は大きくみれば1月の能登半島地震の余震と考えることはできるが、震源が異なり、1月にずれ動いた断層の西の端よりさらに西側となっている。この場所には別の海底活断層があり、そこで活動が始まった可能性がある」と指摘しました。

今後注意すべき点については「まず、この地震の余震活動が1週間くらい続く可能性があるので今回と同じ程度の震度5弱程度以上の揺れに注意が必要だ。また、今回の震源が能登半島地震とは異なるため、揺れ方のパターンも変わり、羽咋市や志賀町など能登半島地震の時とは違う場所で揺れが大きくなる可能性がある。能登半島地震から1年近くがたち、地震活動はだいぶ落ち着いて来ていたが、今回の震源付近で活発化する可能性もある。いまは雨も降っているので土砂災害にも注意してほしい」と呼びかけました。

石川 輪島 被害の情報は入っていない

震度5弱の揺れを観測した石川県輪島市で発生当時に市役所にいた職員によりますと、20秒ほどの横揺れが続いたものの、棚から物が落ちたりすることはなかったということです。

また、これまでのところ被害の情報は入っていないということです。

石川 志賀町職員「細かい揺れから徐々に大きい揺れに」

震度5弱の揺れを観測した石川県志賀町の役場の職員は「家にいましたが地震が起きて出勤しました。物が落ちるということはありませんでした。10秒くらい横揺れが続きました。細かい揺れから徐々に大きい揺れになって、いつもと違うと感じました」と話していました。

 

石川 羽咋警察署 “被害や救助を求める通報入ってない”

石川県の羽咋警察署によりますと、これまでに建物の被害や救助を求める人などからの通報は入っていないということです。警察署の職員は「大きな揺れを感じた。長い横揺れだった」と話していました。現在、警察官が市内を巡回して状況を確認しているということです。